とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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ゆるゆりSS 櫻子×向日葵 『ユメは掴むもの、ムネは揉むもの』

※追記からどうぞ。



普段から暇してると思われがちな生徒会役員。
実際は仕事も多いし遊んでいる暇など皆無…というほどでもないけれど。
目に見えてないだけで結構真面目に活動している生徒会、というのが私たちの言い分。
だけど大半の人間には、そう思われていないらしい。
誠に遺憾に思う。だが仕方のないことだとも思う。

なにせ人目に触れる大半が、何かにつけては会いに行く口実を見つ出し意気揚々と歳納先輩もとい娯楽部に出向く杉浦先輩や、まるで甘い蜜に吸い寄せられる蜜蜂のように杉浦先輩の後を追う池田先輩の鼻血に埋もれてしまうのだからどうしようもない。
それではいくら頑張ったところで他人の目には暇人集団と思われてしまうだろう。

本日も晴天なり。
しかし相変わらず生徒会はガラリとしていて、空気のように幽霊化している松本りせ会長を除けば、私と幼馴染の櫻子以外は出払ってしまっている。もはやお約束の光景だった。
普段は真面目な杉浦先輩と池田先輩も、娯楽部もとい歳納先輩が絡むと途端に挙動がおかしくなる。半ば暴走状態で後先考えない行動に出るのが玉に瑕。
それでもちゃんと生徒会役員としての責務を果たし、結果を出しているのだから末恐ろしい。

しかしまぁ、なんていうか。理解はできても納得はできないのが至極当然なわけで。
即戦力のあの二人がいないという事はつまり、生徒会の仕事は現状私と櫻子(松本会長もだが)で片づけなければいけないと言うことだが、それはいいとしても残念ながらこうして人知れずせっせと仕事をしている努力はあまり報われたことがない。
が、任された仕事を蔑ろにするのはだけは私のプライドが許さないのもまた事実。
たとえ誰の目にも触れずとも、誰からも褒められなくても、そんな事は関係ないしそもそも問題にもしていない。
次期生徒会副会長であるこの私が、目の前で真剣な表情で考え事をしている幼馴染に遅れを取るなどあってはならないことなのだ。


(ん?)


ふと、疲れ知らずで働き続けていた両手がピタリと止まる。
今、一瞬何かこの生徒会には不釣合いな光景を目にしたような。いや、それは生徒会として働いている時に限らず、過去から現在に至る時間において一度たりとも目にしたことのない光景が、今私の目の前に。


「………」


驚愕。そうとしか言いようがない惨事。
思わず口を半開きにして目を見開いて、それから目元を擦っていた。
私は夢でも見ているんだろうか。でなければ幻か錯覚か。
とにかくそれはありえない事象だったのだ。
頬を抓ってみたが痛いだけで夢から目覚めるなんてことはないし、目の錯覚かと思って一度目を閉じて開けて見てもやはり変わらない光景が広がるばかり。


(…な、なんてことですの…)


目を疑うような光景は、確かにそこにあった。
私の前方の席に置物と化している幼馴染、大室櫻子が、あの真面目とは正反対のあのおバカが、まるでこの世界の在り方について考えているような稀に見ない真剣な表情で黙り込んで考え事をしているではないか。


(…ああ、なるほど…明日世界は終わってしまうんですのね…)


何気にひどい事を平然と考えながら首を横に振るう。
そう思っても仕方がない。
普段の櫻子を知り過ぎている私からすれば、それは明日巨大隕石が降ってきて地球が滅んだとしてもなんら不思議じゃない飛び抜けた惨事だったのだから。
普段のおちゃらけた櫻子からは似ても似つかないキリッとした表情。キュッと結ばれた唇。つり目がちな瞳は細められ、鋭いナイフのように虚空に突き刺さる。


(…ぅ…)


不覚にもドキッとしてしまう。胸が熱くなるのが止まらない。止められない。
本当に不覚だった。末代までの恥にしてもいいほどに。
だってこの私が、生涯永遠ライバルに胸を躍らせてしまうなんて。
そんなのあってはならないのに。


(…い、一体何を考えてるんですの…?)


幼馴染の新たな一面にどぎまぎしつつ、私はチラチラと櫻子の様子を窺う。
櫻子に動きはない――と思いきや、軽い挙動の後、腕を組みながら顎に手を添えて、まるで推理小説にでも登場しそうな名探偵のような格好を私に見せつける。
またも私の心臓はトクンと跳ねた。
容姿以前に子供っぽい櫻子ではあるのだが、元がいいのは確かなので少し格好を気にして見ればあの櫻子でも十分魅せられてしまう。
特に私はこの子の幼馴染で、昔から顔見知りだからその衝撃は計り知れないものがあった。


(くっ…さ、櫻子のくせに生意気ですわ!)


なんて、言い訳染みた事を心の中で叫んでみるが胸の鼓動はその意思に反して早くなっていく一方。
長い膠着状態もほどなくして終わりを告げ、櫻子に見惚れて仕事が手付かずになった私を正気に戻すように、櫻子から第一声が放たれた。


「そっか! やっとわかった!」
「っ…な、何がわかったんですの?」
「ん? ああ、向日葵いたの? ごめん全然気付かなかった」


その一言で熱が急速に冷めていくのを感じた。


「ようやくいつも通りに戻ったと思ったら随分とご挨拶ですわね…、まぁいいですわ、それより何がわかったんですの?」
「へへー! 聞いて驚け! それはな、向日葵の胸にぶら下がったデカパイの秘密だぁ!」
「………」


正直、私の胸のときめきを返して欲しいと思った。
何を真剣に考えているかと思えば、蓋を開けて出てきたのはパンドラの箱も吃驚の絶望感。
箱の中には希望なんて欠片も存在していなかった。


「櫻子、私は今無性にあなたをブン殴って殺りたいですわ。ていうか殴らせなさい。息の根止めてあげますから」
「ちょっ! な、何でそんな怒ってるんだよ。おっぱいの話なんていつものことじゃん!? あ、もしかしておっぱい禁止されすぎてストレス溜まってるの? だからあれほど削ぎ落とせって――」
「殺ス」
「ぎにゃああー!」


猛威を振るう私の怒りにヒキガエルよろしくお粗末な鳴き声をあげた櫻子だったが私は容赦なく鉄槌を下した。
それからしばらく私の怒りは収まることはなく、狭い生徒会室の中でしばらく鬼ごっこは続いた。
落ち着いてきた頃にはお互い肩で息するくらい疲れきってしまったのは言うまでもない。


「はぁ、はぁ…で、話の続きですけど、私の、胸の秘密って、一体何なんですの…?」
「ハァ、ハァ…な、なんだよ結局聞きたいんじゃん…」
「……う、うっさいですわ!」


私としてはコンプレックスの塊である無駄に大きくて肩の凝るコレの話はしたくもないが、秘密とまで銘打たれてしまっては気にするなという方が無理。ここで真実を明らかにしなくては気になって夜も寝れないかもしれない。


「はぁ、まぁいっか。んとさ、昼休みにちなつちゃんとちょっと話したんだけど」
「吉川さんと? わ、私の胸の話をですの?」
「ううん、別に向日葵のおっぱいに限った話じゃないよ。おっぱいってどうやったら大きくなるのかなって話してたの。そしたらちなつちゃんが面白いこと教えてくれたんだよ」
「面白いこと?」
「うん、おっぱいって人に揉んでもらうと大きくなるんだって」
「もっ!?」


心臓が飛び出すような感覚とはまさにこの事なのかもしれない。
バカげた妄言ではあるのだが、しかし想像力豊かな私の思考は徐々に桃色パラダイスに染まっていく。
モザイクなしでは語れないような卑猥な妄想。
簡単に言えば自分の胸を揉まれている光景を思い浮かべてしまった私は羞恥で顔が真っ赤になる。
しかも揉んでいる相手が……
いやそれだけは私のプライドにかけても口にしてはいけない。絶対にだ。


「ん? 何赤くなってんだよ向日葵ぃ。あ、もしかしてエッチなことでも考えたんだろー。向日葵やらしー!」


ケラケラと悪戯っぽく笑う櫻子に別の意味で顔が赤く染まる。
それが怒りの色なのは言うまでもない。


「ま、向日葵がえっちなのは今に始まったことじゃないけどね」
「な、何を勝手なことを――!!」
「まぁまぁ、とりあえず話聞けって」


人を怒らせるようなことを平然と言っておいて、どの口がそれを言うのか。


「んで私考えたんだけどさ、向日葵のおっぱいが大きいのって、私が何かにつけて触ってるせいなんじゃないかって思ったわけ」
「は、はぁ? あなた私の胸なんて揉んだことないじゃないの。いつも親の敵みたいに睨んでますし」
「何言ってんの? いつも叩きまくってるじゃん? おっぱいドリブルとかおっぱいドリブルとかおっぱい禁止とか」
「……なんだか思い出したら腹立ってきましたわ。また殴らせてくれるかしら?」
「どうどう」
「私は馬じゃありませんわ!」


ふざけたやり取りは数分続き、またもいらない事で疲労感が全身に広がった。
櫻子なんかとまともに取り合っていたら、その内過労で倒れるんじゃないかしら私。
だけど長い付き合いということもあって、それに慣れている自分がいるのも確か。
その事実がさらに私をイライラさせるのだが…、


「ちなつちゃんの話聞いて自分なりに色々考えてたんだけど、なるほどなーって納得したわけ。つまり向日葵のおっぱいが大きくなっちゃったのは私のおかげであるとこが大きいわけよ。わかる?」
「ええ、あなたの頭がボンクラなのはよーくわかりましたわ」
「なんか引っ掛かる言い方だけど…まぁいいや。今日私機嫌いいし。んでさ、向日葵に一つお願いがあるんだよ」
「何よ」

「私のおっぱい揉んで」


私は悟った。
この子はもうダメだ、と。


「バカだバカだとは思ってましたけど……もはや手遅れでしたのね。ご愁傷様ですわ。昔馴染みのよしみで骨だけは拾ってあげますから」
「あれ、なんか何気にひどいこと言われてない私? まぁいっか。それより揉んでよ向日葵、私のおっぱい」


ドヤ顔で精一杯寄せて上げた胸を私に差し出してくる櫻子に呆れ溜息をつく。
少し頭が痛くなってきましたわ。冗談抜きに。


「断固拒否ですわ。どうして私があなたの慎ましやかな胸を揉んであげないといけないんですの?」
「ちっぱい言うな!嫌味か!自分のがデカいからって偉そうにすんな!」
「そんなこと一言も言ってませんわ! 私は慎ましいと言っただけですの!」
「ぐぬぬ…いい気なってられるのも今のうちだからね! 私だって揉んでもらえばあっという間に向日葵なんか抜かしちゃうんだから! てわけで揉め!」
「どうして私に言うんですのよ!? 別に私じゃなくてもいいでしょう! 赤座さんとか吉川さんあたりに頼みなさいな!」
「向日葵じゃないと効果ないんだよ! いいから揉めって! 揉まないと私が向日葵の揉むぞ!」
「どうしてそうなるのよ! 私の胸を大きくしたってしょうがないでしょ!?」
「なっ…それ以上大きくしてナニ挟もうってんだよ! この変態! エロエロ魔人! 削げ!」
「んなっ! それは聞き捨てなりませんわね!」
「ガルルルル!!」


いつも通りと言えばいつも通り。
櫻子と二人きり(実は松本会長もいたのだが)になればこうなるのは最初から目に見えていた。
こんな不毛な争いで何時間も粘れる私と櫻子は、もしかしたら杉浦先輩や池田先輩以上に通常運転なのかもしれない。
結果として生徒会の仕事がほとんど進まないのが痛いが。
これではそう遠くない未来、名ばかりの生徒会と言われる日も近いかもしれない。
半ば本気で心配に思う私だった。


「ぶー! 向日葵がおっぱい揉んでくれないと私一生ちっぱいのままじゃん!」
「いいじゃないそれでも。小さいサイズも需要があるとか耳にしますわよ? ステータスとかなんとか」
「そんな需要はいらねーし!」


ところで、どうして私に揉んでもらわないと効果がないのかしら?
別に誰が揉んだって変わらないと思いますのに…。
本当、変な子ですわね。


………
……




「ねぇ櫻子ちゃん知ってる? おっぱいって好きな人に揉んでもらうと大きくなるらしいよ」
「うぇ!? そ、それホントっ!?」
「うん! 経験者は語るってやつかな。私のお姉ちゃんが言ってたから間違いないよ。お姉ちゃんも好きな人に揉んでもらったらサイズアップしたんだって。ちなみにお姉ちゃんにはあかねさんって言う親友がいるんだけどその人が――』
「あれ? ちょっと待ってちなつちゃん。それって私のお姉(ry」
「そっかー…好きな人にか…、あれ? てことはまさか…」
「あぁ…私も結衣先輩に揉んでもらえたら…、もらえたら…、いやーん! 結衣先輩そんな大胆すぎますぅー!」
「ねぇ聞いてるちなつちゃん? 今のあかねさんって私の(ry」



おしまい



【あとがき】
古来より胸は揉めば(好きな人に)大きくなる、というのがお約束。
使い古しのネタだけど王道好きの私はドントコイデースとばかりに筆と言う名のキーボードを叩いてました。
夢と希望の山脈への執念は漢として捨てきれない。
そこに山があったら登りたくなる。それが真の漢です。

イミフ。
[ 2012/02/10 20:31 ] 未分類 | TB(0) | CM(3)
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[ 2012/02/12 00:24 ] [ 編集 ]
個人的には「発展途上」乳(敢えて「貧乳とは言わない」)でもエベレスト級ダイナマイツ乳でもどっちもOKです(マテ)
大きかろうが小さかろうがそこには浪漫があるのです!(フンス!)

なお、当方の妄想ですが櫻子女史のおぱーいは最愛の向日葵女史の「愛と言う力」をもってしても、揉んでも大きくはならないと思います。だから向日葵女史は大きくなるために一生揉み続けなければならないのですよ!
コレは古(いにしえ)よりのDIVINE-DESIGNなのですから
[ 2012/02/12 01:33 ] [ 編集 ]
大好きなアッカリーン登場してて嬉しいです!!会長いつも大変なんだろうなって思いました(笑)あかともも期待しちゃっていいんですかねぇ?チラッ
[ 2012/02/12 05:03 ] [ 編集 ]
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