とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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唯梓SS 『とある梓と天然娘』

※追記からどうぞ!


それは唯先輩の家に遊びに行った時の事――。
先輩の大好きな甘いケーキを食べながら、私達は世間話に花を咲かせていた。
ギターの練習もいいけど、たまにはこんな風にのんびりとするのも悪くない。

そんな中、ある事が私の脳裏をよぎった。
それはずっと気になっていた事で、でもずっと聞けなかった事。

いい機会だし聞いてみようかな…。


「あの…唯先輩」

「んー?」


唯先輩は、口の中にケーキをほおばりながら返事を返す。
膨らんだほっぺはまるでハムスターみたいで、何だかおかしくなってしまう。


「…えと、唯先輩って、なんでいつも私に抱きついてくるんですか?」

「んぐんぐ…ごくんっ!……へ?」


口の中のケーキを飲み込んだ唯先輩は、頭にクエスチョンマークをうかべながらキョトンとしている。

別に変な質問ではないと思うけど…。
いつも激しいスキンシップを受けている私としては当然の質問だ。


「どうしたの?急に…」

「べ、別にどうでもいいんですけど、ちょっと気になったんで…」


そう、ちょっと気になっただけ。ほんの気の迷い。
別に抱きつかれるのが嫌だからとかそんなんじゃない。


――いや、だからって好きってわけでもないよ?


…。


…ホントなんだからね?


そんな事を考えている私を他所に、唯先輩は一瞬考える素振りを見せると急ににんまりとした笑顔を見せる。
間違いない、これは何か悪いこと考えてる顔だ。
付き合いの短い私にだってそれ位分かってしまう。


「んふ~♪知りたい?」

「…えと、は、はい」


何だか嫌な予感がする…
でも今更、やっぱりいいです、なんて言える訳ないし…。


「それはね…」

「…そ、それは?」

「…」


何でそこで溜めるんですか、ひと思いに言っちゃってくださいよ。



「あずにゃんの事がだいだいだ~い好きだからだよー♪」


「んなっ!?」

「あ~ずにゃ~ん♪」


突然の告白に息つく暇もなく、唯先輩は私に飛び付くと、ギュッと抱きしめ頬擦りしはじめる。
先輩のふにふにと柔らかい身体が密着し、甘い香りが漂ってきた。


…ふにゃあぁぁ♪


「…って、違う違う!…ちょ、ちょっと先輩、は、離してくださいよ!」

「やだプー!」


…やだプーって(汗


「な、何でですか!」

「だって、まだ全然あずにゃん分溜まってないもん」

「なっ」

「せっかくギューってしてるんだし、このままあずにゃん分が溜まるまで待機~」


ど、どういう理屈ですかそれは!それに何ですかあずにゃん分って!

全然離してくれない先輩は、さらに追い討ちをかけてくる。


「ほら、あずにゃん撫で撫で~♪」


はわ~ん♪…唯先輩分、補給ぅ~♪


「…って、だからそうじゃなくて!」


…やばいよ。
このままじゃ間違いなく私はダメになる。ダメになってしまう!
私が壊れてしまう前に何としても先輩の腕から脱出しなくては!


「せ、先輩!」

「ん~♪」


私を抱きしめ夢見心地の唯先輩に離れてもらうためには、生半可な事じゃダメだ。
けど、私にはある秘策があった。これなら間違いなく先輩は動く。


「ほ、ほら、わ、私の分のケーキ食べていいですから、離れてくださいよ」

「えぇっ!ほ、ホントに食べちゃっていいの?」


効果は抜群だ!…やっぱり唯先輩を釣るには甘いものにかぎる。


「はい、だから離れて――」


「わぁ~い♪あずにゃんありがとー」


けど私、これで離れてくれると思って油断してた。


「ん~♪」


ちゅっ!


…?


あれ?…今何かほっぺに柔らかくてあったかい感触が…。


「っ!!?」


は?え?…く、く、唇!?…ってことは――

ボンっ!っと一瞬で私の顔が茹り、蒸気が噴き出す。
10秒ほど停止していたが、ようやく何をされたのか理解した。


…私、唯先輩にちゅーされちゃったんだ…


「なななな、何するんですかっ!?唯先輩!!」

「え?ちゅーだけど?」


な、何なんですか、その「何当たり前の事聞いてるの?」みないな顔は!


「そ、そんな事言わなくたってわかってます!私が聞いてるのは何でキ、キスしたかですよっ」

「え?お礼だよ?」


お、お礼って…


「そ、そんな事くらいでキスなんてしないでください!…そ、それじゃあ他の人にお礼する時もキスするつもりですか!」

「あはははは、それはないよ~♪」


唯先輩は心底おかしそうにケラケラ笑っている。


「はえ?」


私はというと唯先輩の迷いのない即答に、マヌケな声を上げてしまった。
けど仕方ない、てっきり肯定の返事が返ってくると思ってたから。


「ちゅーは、あずにゃんにしかしないよぉ」

「ど、どうしてですか?」

「どうしてって…ぶー、さすがにその質問はないんじゃないかなぁ。あずにゃんおかしーよぉ」


え?…私おかしい?

さすがに唯先輩に言われるとちょっとショック。
べ、別に先輩がおかしいっていってるわけじゃないよ?


「え、えと…唯せんぱ…」


私の言葉を遮るように、唯先輩は私の耳元に唇を寄せると、甘い声で優しく囁いた。


「…ちゅーは好きな人にしかしないよ?」


はえ…?


ぼんっ!
本日2回目の爆発。頭から蒸気がしゅっしゅー!!


「す、すすす、好きって…あのあの、その」

「んー?さっきも言ったじゃん。あずにゃんの事大好きだよーって」

「で、でも、そそ、それって…」


友達とか後輩として好きって意味なんじゃ…。


「もちろん友達とか後輩としてとかじゃないよ?」


まるで私の心を見透かしているみたいに私の考えを否定する唯先輩。


「うぅ…」


ど、どうしよ…せ、先輩にこ、告白されちゃった…こんな時一体どうしたら――

あ、そ、そうだ!
まずは、へ、返事しなきゃ…


「あ、あの!わ、私もその、唯先輩の事――って…あれ?」


先輩がいない。
さっきまで私に抱きついていたのに、私があれこれ悩んでいる間に忽然と消えてしまっていた。


「せ、先輩?」


私は辺りをキョロキョロしながら、先輩を探す。
まあ探さなくても狭い部屋の中だからすぐ見つかったんだけど。


「って!先輩何してるんですか!」

「んー?」


唯先輩はテーブルに座って、私が食べようと思っていたケーキを食べていた。


「えー、だってさっき食べていいっていったじゃん」

「あ…」


そうだった。そう言えば確かに言った。
先輩さえ離れてくれればいいと思ってから、後先考えてなかった。


…って、そんな事よりさっきの告白の件はどうなっちゃったんですか!


唯先輩は告白の事なんて最初からなかったかのように、幸せそうな顔でパクパクとケーキを食べている。


ちょ、ちょっと…私の気持ちは聞かなくていいんですか?


わ、私よりもケーキの方がいいってことですか?


…。


ああもう!


「唯先輩のばかぁーー!!」

「うぇ~~!なんでぇーー!?」


――この時の私は思いました。

きっと私は、これからも唯先輩に翻弄され続けちゃうんだろうなって…



おしまい


【あとがき】
最後まで読んでいただきありがとうございます
やはり次の行動が予測できないのが唯なのではないかと
天然王唯。そしてそれに翻弄される梓…
うーん、何故か一番しっくりくるぞ…

[ 2009/10/10 10:16 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)
いつもニヤニヤしながら読んでますw
応援してますんでこれからも頑張ってください^^
[ 2009/10/11 00:44 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> いつもニヤニヤしながら読んでますw
> 応援してますんでこれからも頑張ってください^^

ありがとうございますー!
これからもあなたにニヤニヤを・・・
頑張っていきますんでよろしく!
[ 2009/10/11 08:37 ] [ 編集 ]
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