とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

唯梓SS 『百恋歌―後日談―』

※追記からどうぞ!


あの日から数日が過ぎていた。




「あずにゃ~ん♪」

「もう、苦しいですから離れてください…」


いつものように抱きついてくる唯先輩に、これまたいつもの一言を。
そんな相変わらずの私達。まあ、この方が私達らしいって言えばらしいけど。


「ぶー、あずにゃんが冷たいよー…いーじゃん、いーじゃん!」


すげーじゃん…。
じゃなくて――


はぁ…。


それにしても、唯先輩はあの日からさらに積極的にスキンシップをしてくるようになった。
まあ…嫌じゃないんだけど、むしろ嬉しいっていうか。
けど、こんな事素直に言えないし…。


「はぁ…まったく、今日だけ特別ですよ…」


嘘だ。
今日だけなんてありえない。
何故なら昨日もおとといも同じやり取りがあったから。


「えへへー、やっぱりあずにゃん優しいなー。だから好きー♪」


ドキっ!

瞬間、心臓が跳ねる。

…唯先輩はずるい。
何でこうも簡単に“好き”と言う言葉を口にできるのだろう。
ここ数日、何度好きって言葉を聞いたか分からない。

私なんて、あの日以来一度も口にできていないのに…。


「……あずにゃん、どうかした?」


先輩が不思議そうな顔で私の顔を覗いている。


「あ、い、いえ…別に…」


慌てて平静を装う私。


「…そっか、…ねぇあずにゃん」

「…なんですか?」

「……今、二人っきりだね」


ドクンっ!

ホントに…ホントに先輩は卑怯だ。
どうして心を乱すような事ばかり言うの?
私はずっと我慢してるのに、こんな事言われたら我慢できなくなってしまう。


「だ、だからなんだって言うんですか?」

「…んーん、別になんでもないけど」


…ん?


何だか先輩の機嫌が悪くなってるような気がする。
いや、気がするって言うのは間違い。
その声色から察するに明らかにご機嫌斜めだ。


「あの、先輩?」


私は恐る恐る先輩に問いかける。


「…つーん」


ほっぺを膨らましてプイっと顔を逸らしてしまった。
不謹慎かもしれないけど、そんな先輩を可愛いと思ってしまう私は、おかしいのだろうか?


「もう、こっち向いてくださいよ」

「…やだもん、あずにゃんのバカ」


何で私がバカって事になってるんだろうか?

どうやら私のせいで唯先輩はご機嫌斜めになってしまっているようだ。
むぅ…何だかずる過ぎる。こっちだって先輩の言動にドキドキしてるって言うのに。

もういいです!そっちがその気なら、こっちだって考えがあります。


「じゃあいいです、向いてくれないなら、もう金輪際、抱きつき禁止ですから」

「えっ!?」


私の一言にバッと振り向く先輩。ホント、単純な人なんだから。


「ふふ…捕まえましたよ、唯先輩」


振り向いた先輩の頭をがっちりと両手で支え、私の方に引き寄せた。


「…あ、あずにゃん…」

「あ…」


よく考えたら、この格好はまずい。お互いの顔が間近にあって、先輩の甘い香りが鼻こうをくすぐる。


ど、どうしよ…このままじゃ――


そんな私に追い討ちをかける様に、唯先輩はそっと瞳を閉じた。
なぜ閉じたかって?それは聞くだけ野暮ってヤツです。


「…せ、せんぱい?」

「…」


唯先輩は動かない。
ただ、頬を赤く染め、唇を突き出す格好のまま固まっている。
その…もちろん先輩が何を求めているかは分かってるんだけど…。


…。


…やってやるです!


私は先輩のほっぺに手を添え、その唇に自分のそれを近づけていく。

ちゅっ

初めて触れた先輩の唇は、柔らかくて、ちょっと甘酸っぱかった…。



よく考えたら、何も遠慮する必要なんてなかったんだよね。
…好きって言うのも、キスをするのも。


だって私達は



――恋人同士なんだから――



「…なんか急に機嫌がよくなりましたね?」

「え~そっかなぁ♪」

結局、何で先輩の機嫌が悪かったのかは分からずじまいだった。

一体なんなんですか?もう…



おしまい



【あとがき】
ちょっと短いけど、お許しを。
最近スランプぎみなのでこの長さでも結構大変だった…
恋人同士になったけど、ちょっと甘さ控えめで書いてみました。
いちゃいちゃはシリーズでやってるので^^

控えめになってないって言われるとアレですけど(汗
[ 2009/10/06 23:40 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。