とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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唯梓SS 『love your life ~AtoY~ #12』

ゆいあず誕生日記念!

※追記からどうぞ!



ふと時計を見ると、ちょうど午前1時を過ぎたところだった。
子供も大人も、普通の人ならもう寝ていておかしくない時間帯だ。


「唯先輩、そろそろ寝ませんか?」


ギターの練習に熱中している唯先輩にそう言って声をかけると、ピックを持つ手がピタっと止まった。
一瞬ピックが触れた弦がジャンっ!と大きな音を経てたがすぐに止む。


「んー…」


顔を上げた唯先輩は、コシコシと目元を擦りながら時計を見る。
その瞼を擦る様子から眠気が来ていることがありありと分かる。


「おー…もうこんな時間なんだね」
「ええ、私もぜんぜん気づきませんでしたよ」


日課であるギターの自己練習を始めたは良かったが、3時間近くもぶっ通しで黙々と練習に勤しんでしまった。
一度始めると周りが見えなくなるくらい熱中しちゃうのは半ば仕方がない。
それだけギターを弾くことが好きだってことなんだから。

唯先輩はギー太のストラップを肩から外すと、スタンドに立てかけ、うーんと伸びをした。
私も同様にギターをスタンドに置いて、伸びをする。 ぱきぽきと骨の音が鳴った。
猫背気味でやっていたせいか、背筋が伸びる感覚が気持ちいい。
猫背がほぐれていくようだ。

満足のいくまで伸びをした私達は、一個しかないベッドへと歩みを進め
最初に私が、それに続くように唯先輩がベッドの中へと潜り込んだ。
それから電気を消し、ベッド備付のライトを点灯した。


「うぅ、ちべたい…」
「ホントですね…」


ベッドの中は冷え切っていて、温まるまで時間がかかりそうだった。


「あずにゃん冷たいよー!」
「分かってますって……もう仕方ないですねぇ」


プルプルと震える唯先輩がかわいそうで、思わず唯先輩の方にぴったりと体を寄せて、暖をとらせた。


「えへへ…あずにゃんってやっぱり優しいね♪」
「そ、そんなことないです!ふ、ふつうですよ、こんなこと…」


嘘です。普通なわけないです。こんなこと、唯先輩にしかできません。
貴女が喜んでくれることなら、何だってしてあげたいから…。


「ありがと、あずにゃん」
「ん…」


寄り添った私の背中に腕を回し、ギュッと優しく抱きしめる唯先輩。
ふわっと甘い匂いが鼻孔をくすぐり、温かくて柔らかな感触が頬をかすめる。
唯先輩の胸に抱かれて眠るなんて、なんて贅沢なんだろう。幸せすぎるよ…。

だいぶ布団の中も温まってきたころ、ふいに唯先輩がぽつぽつと話し始めた。


「明日も学校かぁ…。休みだったらいいのになぁ…」
「もう、何言ってんですか、今日も休みだったでしょう?」


そう、今日は11月23日。
勤労感謝の日で学校は休校となっていた。


「でも休みの次の日ってあんまり行く気にならないよねぇ」
「まぁ、そうですね。月曜日とかホントだるいですし」
「そうそう!さすがあずにゃん、分かってるぅ~。いっそのこと朝から放課後でもいいのに。そしたらムギちゃんのお茶飲み放題だよ」
「それはさすがにぐーたらすぎます。ていうかそんなにお茶飲んだらお腹壊します」
「ぶー、あずにゃんは夢がないなぁ~」
「悪かったですね」


こんな風に雑談に身を投じること数分――。
そろそろ眠くなってきたかと思えばそうでもなく、眠れそうで眠れない時間が続く。
とりあえず眠くなるまでは、世間話をするのも悪くない。
唯先輩とお話するの楽しいし。


「ところでさ、27日って私の誕生日なわけですよ」
「そうですね。あと4日です」


もちろん忘れてない。今唯先輩に贈るもう一つのプレゼントで悩んでいる最中なのだ。
そういえば師匠――ムギ先輩なんかはプレゼント選びに躍起になっていたっけ。
常識外れで人知を超えたプレゼントじゃなきゃいいけど…。


「ねぇねぇあずにゃん、私達って実は今同い年なんだよね」
「へ?…えーと」
「あずにゃんが11月11日、私が27日、16日間は同い年でしょ?」
「ああ、そう言う事ですか。でも結局、すぐ追い抜かれちゃいますよ」


私がいくら望んでも、頑張っても、1年の差はぜったいに埋まってくれない。


「ねぇあずにゃん」
「なんですか?」
「同い年なんだし、敬語やめてみない?」
「はぁ!?な、何言って…!」


突然何を言い出すんだと、驚愕せずにいられない。
いくら同い年だからって、先輩であることに変わりはないのだ。
先輩に対して敬語なしで話すなんて、私には荷が重すぎるような気がした。
しかし――。


「だめ…?」
「うぐっ…」


捨てられた子犬のような顔で、うるうると瞳を潤ませて私を見る目玉が2つ。
ガツンと、トンカチで頭を殴られたような感覚がした。
ドキューンと心臓をピストルで撃ち抜かれたような感覚でもいい。
とりあえず、私は唯先輩の泣き落とし?に抵抗も出来ずに陥落した。


「はぁ…わ、分かり…オホン…分かったよ…で、でも今だけだよ!」
「わ~いやったぁ!だからあずにゃん好きー♪じゃあさ!じゃあさ!私のこと唯って呼び捨てにしてみてよ」


う…いきなり難関だなぁ…。でもやるって言った以上はやるしかないよね…。
意を決して、恐る恐る、唯先輩の名を呼んでみた。


「…ゆ、唯…?」


うわ、これマジで恥ずかしいんですけど…。顔が火照る。火が点きそうだ。
しかしどうやらそれは唯先輩も同じだったようで、途端にポっと頬を赤らめるとそっと視線を逸らした。


「な、なんだか恥ずかしいね…改めて名前で呼ばれると…」
「だ、だったらやらせないでよ…」
「で、でもでも!…何だかすごくうれしいかも…えへへ」
「っ!」


思わず息を詰まらせる。
嬉しい宣言+天使の微笑みのコンボは心臓を停止寸前まで追い込んだ…ような気がした。
なんて破壊力のコンボだ。核兵器だって可愛く見える。さすが私の惚れた女。ビバ唯先輩。
この笑顔を見て、ますます他の誰かに唯先輩を取られるのは嫌だと思ってしまった。

いっそのこと、今ここで全てを伝えてしまおうか?
私の気持ち、唯先輩の事が好きだということを――。


「唯」
「……」
「えっと、その…わ、私…私ね…」
「………」
「唯の事がっ!…ってあれ?」


一世一代の告白作戦は、


「…すぅ…すぅ…」


唯先輩の寝息と共に、あっけなく終了を告げた。
唯先輩は幸せそうな顔のまま、静かな寝息を立てていた。
今の今まで私とお喋りしていたのに、この寝つきの良さは反則じゃない?


「もう…バカ…」
「むにゃむにゃ…あずにゃぁ…ん…」


決死の覚悟も唯先輩の寝つきの良さには勝てなかったということか。
まぁいっか、と内心ため息をついて、唯先輩のほっぺを指で突っつく。


「おやすみ、唯」


良い夢を――。


私はベッドライトを消してそっと目を閉じた。




【あとがき】
王道ネタと言えば王道ネタ。
同い年だとどうしても敬語をやめさせたくなります。
それがゆいあずだと萌え度がマジパナイと思うわけですよ。

あと4日、私の体力続くかなぁ。

[ 2010/11/23 20:45 ] 未分類 | TB(0) | CM(11)
添い寝!添い寝!
添い寝+タメ口トークのコンボとな!流石は私が見込んだお方。ビバ金たろうさん!

いい夢見させてもらったよ、あばよ!by柳沢慎吾
[ 2010/11/23 21:32 ] [ 編集 ]
いや〜敬語をやめさせるとは思いませんでした!!
敬語じゃない梓は新鮮ですね^^
梓に「〜だよ」とか言われたらヤバイですね!!
告白には失敗したけどきっと梓ならできますよね^^

あと4日間頑張ってください!!
[ 2010/11/23 21:33 ] [ 編集 ]
タメ口ですと・・・?
二週間とはいえ同年代になるゆいあずならではですね!
そして敬語を使わないあずにゃんは凄まじい破壊力ですねw
これは唯先輩もときめくわけですなw

しかしこのタイミングで告白するとは思いませんでした。
そしてやっぱり寝てしまう唯先輩。ある意味流石ですw
[ 2010/11/23 21:47 ] [ 編集 ]
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[ 2010/11/23 21:55 ] [ 編集 ]
毎日唯梓誕生日SSを楽しませていただいております!毎回ほほえましいお話で、唯ちゃんとあずにゃんの表情とかしぐさを思い浮かべながら読んでいるのですが、とっても癒されています☆
あずにゃんの誕生日以来、このSSを読むことが1日の締めくくりになっていたり(笑)読んだ後に、いつもちょっぴり心が温かくなるんです♪
毎日の更新は大変なことかと思いますが、唯ちゃんの誕生日まで、楽しみにさせていただきます!応援しています(o^∀^o)
唯梓はやっぱり最高ですね(≧∇≦)
[ 2010/11/23 22:30 ] [ 編集 ]
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[ 2010/11/23 23:23 ] [ 編集 ]
いよっ、さすがムギ師匠に微笑まれた男、金太郎さんです!ww
添寝ネタ+ゆいあずの恋人の大きな一歩の敬語なし+呼び捨て・・・・・・・・・・・・・「我が生涯一片の悔いなし!」がまた来そうです・・・ww
とりま、体に気をつけてあと4日間がんばです^^
[ 2010/11/23 23:35 ] [ 編集 ]
久しぶりに2828して読んでましたw

ここまでコメントはしてないんですが、SSは全て読みましたよo(^-^)o

あずにゃんのタメ口は破壊力抜群ですなw

添い寝+タメ口+告白で私のライフはもう0です(・∀・)←
[ 2010/11/24 00:05 ] [ 編集 ]
唯先輩やりますね……
今回もあの天然ぶりであずにゃんを振り回したすえにあずにゃんの告白の前に寝ちゃうとは……
きっとあずにゃんのタメ口にメロメロになって気絶しちゃったんですね

それにまだ誕生日前なんでエンディングはまだですし
告白イベントはやはり誕生日じゃないと(`・ω・´)
どっかのけいまくんがいってました

あと4日ですか……
後少し頑張って下さい(`ω´)フンス
[ 2010/11/24 00:14 ] [ 編集 ]
もう結婚しちゃえばいいのに

この二人結婚しちゃえばいいのに

そう思わずにはいられないです(笑)
いつか自然に「唯」って呼ぶ日が来るんだろうなぁ。
[ 2010/11/24 06:50 ] [ 編集 ]
お約束ェ・・・だがそれがいいッ!

タメ口の梓いいですね!唯への破壊力を想像せざるをえませんww

それにしても月曜日の純憂・・・唯梓も放置して大人への道を突き進んでますねw この辺りの純憂も番外編で是非・・・ッ!!

あと4日、頑張ってください!
[ 2010/11/24 18:35 ] [ 編集 ]
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