とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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唯梓SS 『love your life ~AtoY~ #8』

ゆいあず誕生日記念!

※追記からどうぞ!



11月19日――放課後。
部室のテーブルを囲む5人の女子生徒、それは言わずもがな私達軽音部である。
特徴的な眉毛を引っさげたおっとりぽわぽわなお嬢様が給仕する中で、思い思いに過ごす私たち。
楽器の手入れをするものもいれば、昨日のドラマが面白かったとかつまらなかったとか、そんな世間話で盛り上がっているものもいる。
ちなみに前者は唯先輩と私、後者はりつみお先輩だったりする。
唯先輩は相変わらずギー太を猫可愛がりしていた。
ちょっとジェラシー。


「は~い♪みんなぁ~お茶の用意ができましたよ~」


間も無くして、師匠がテーブルにみんなを呼び集める。


「さすが師匠。仕事が早いですね、感服します」
「うふふ、梓ちゃんたら褒めすぎよ~」
「ていうか、もうその“師匠”って言うの定着しちゃったのか? 誰か突っ込んでやれよ…」


澪先輩が一番の突っ込み役だということを、誰か教えてあげてください。
まぁ突っ込まれても私の心は揺るぎませんが、何か?

それと、師匠というのは当然ムギ先輩の事。本日からそう呼ばせてもらっています。
あのおっぱいスポンジ祭り以来――といっても昨日の事だが――。
祭りに深く感銘を受けた私は、この御方を神として崇め奉り、頭を下げて跪いてみたのだが、


『くるしゅうなーい!おもてをあげぇ~♪』


と、時代劇もびっくりの三文芝居で返されてしまった。本人曰く、一度やってみたかったそうだ。
師匠には「さすがに神様はいいすぎよぉ~♪」と首を振られ断られてしまったが、
その後のお達しにより「私の事は師匠と呼んでくれていいのよ?オホホ」とお嬢様チックな笑顔で了承を得た。
その謙虚なお姿にますます私は頭が上がらなくなった。さすがです、師匠!


「おっ、今日のお菓子はフルーツタルトかぁ!うっまそー♪」
「ホントだね!りっちゃん!」


律先輩、唯先輩がテーブルの上のお菓子を見て、おもちゃを前にした子供みたいに目をキラキラと輝かせた。
口の端から涎を零し、今にも飛び掛りそうだ。


「ちょっと待ってね?今カットするから」


早く食べたくて仕方の無い二人の様子に、師匠はクスクスと楽しそうに笑った。
それからどこからともなく取り出したケーキカット用のナイフでタルトを5等分にしていく。


「ちょちょいのちょいっと~」


そんな掛け声のもとタルトが切られていく。
見事なまでに綺麗な五等分だった。まるで精密機械のように寸分の狂いもない。


「はーい、できたわよ~」


師匠は切り終わったタルトを皿に乗せ、各自に配る。
みんな配られた瞬間、フォークをタルトに突き立てていた。
それから口に運ぶと、満面の笑みが溢れる。
私も遅ればすながら、さっそくタルトを食べてみた。
芳醇の甘味が口一杯に広がった。確かに美味しい。美味しすぎる。


「ウマー!」
「んー!おいしー♪」
「ホントに美味しいな!」
「すごいです!こんな美味しいタルト、ケーキ屋さんにも売ってませんよ!」


師匠の持ってきたフルーツタルトは先輩方に大絶賛だった。もちろん私も。
絶えることの知らない溢れんばかりの笑顔たち。
それがこのタルトの美味しさを物語っていると言ってもいい。


(ああ…幸せだなぁ…)


そんな風に思いながら、私はもくもくとタルトを頬張った。



それから少し時間が経ち――。

タルトも紅茶も雑談も少なくなり、だいぶティータイムの終わりが見えてきたそんな頃。
そろそろ軽音部として練習の準備に取り掛かろうかと思った矢先、師匠が突然「あっ!」と声を上げた。
まるで何かを思い出したような、そんな様子だった。


「そういえば、そろそろ来週のこと決めないといけないわね」


来週の事?それは一体なんなのだろうか?


「来週?ああ、そういえば来週の土曜日だったっけ。確かにそろそろ準備しないとな」


どうやら澪先輩は理解しているらしく肯定的だ。


「えーなになにー?なにがあるのー?」
「何言ってんだよ唯。お前のことだろ?」
「え?なんのこと?」


唯先輩には何のことだか分かっていないらしい。
しかし律先輩の言葉から察するに唯先輩に関係のあることのようだ。


「……」


何だか私だけ蚊帳の外だった。
先輩方が何の事を話しているのかまったく分からない。
が、分からないなら聞いてみればいい。というわけで、


「あ、あの!来週何かあるんですか?」


謎の話題で盛り上がっている先輩方に半ば強引に割り込んだ。


「は? 梓、お前知らないのか?」


律先輩が信じられないものを見るような目であんぐりと口を開け呆けている。
その知ってて当然みたいな顔がムカっときて、文句の一つでも言い返してやろうかと思った。
しかしその矢先、私を止めるが如く、ムギ師匠が落ち着いた様子で説明をしてくれた。


「来週の土曜日ね、11月27日は唯ちゃんの誕生日なの。だからそろそろ準備を始めないといけないなぁって。プレゼント選びとか色々あるからね。梓ちゃんのときは取り掛かりが遅かったし」
「は?ユイチャンノタンジョウビ?」


何ですかそれは?


「微生物の名前か何かですか?」
「おいおい…」


澪先輩が肩をすくめてやれやれと首を振った。違うのだろうか?
私はもう一度、頭の中でムギ師匠の言葉を反復してみる。

11月27日

唯ちゃん

誕生日

誕生日?

誰の?

唯先輩の

誕生……。


「唯先輩の誕生日いいいいいい!!!な、何ですかそれは!そんな話、私聞いてませんよ!」


まさかの衝撃の事実発覚である。


(そ、そんなぁ…)


内心、ショックが大きくてズーンと落ち込む。
どうして唯先輩はそんな大事なことを私に教えてくれなかったのだろうか…。
私の事なんてどうでもいいってこと?
私には誕生日を教える価値も無いってこと?
それとも唯先輩に嫌われてるとか?


(うぅ…)


こうなってくると嫌な考えばかりが頭の中をエンドレス。
自分の想い人のことなのだから仕方がないと言えば仕方がない。
しかしふとした瞬間、あれ?っと思った。


「ちょっと待って…」


さっきの唯先輩のあの様子――あれは何だったのだろうか。
唯先輩以外は話の内容を理解している感じだったが、唯先輩だけは違っていた。
話しについていけてなかった私のような顔を――。
置いてけぼりを食らっていたような顔をしていなかったか?


(ま、まさか…)


つまり唯先輩は自分の誕生日を――。


(う、うそ…)


正直、信じられないことではあるが唯先輩ならと納得している自分もいた。
プルプルとこめかみを震わせながら、ギギギッとブリキのおもちゃの如く首を動かして唯先輩の顔を見た。
そうした瞬間、唯先輩は「おおっ!」と声をあげ、ポンっと手を叩く。
その軽快な手の音がやけに耳に響く。
ようやく納得したって表情を見た瞬間、私の予想が100%的中したことを悟った。


「そういえば11月27日って私の誕生日だったねぇ~♪」


でへへ~っと、頬を赤らめながら「すっかり忘れてたよ~」と頭をぽりぽりと掻く。

その瞬間、私は爆発した。


「何で自分の誕生日忘れるんですかああああ!!!」
「おおっ!あずにゃんが怒った!」
「これが怒らずにいられますか!」


ぶんぶんと腕を振り回し、黒髪のツインテールを逆立てながら、ギャーギャーと喚く。
他の先輩方は完全に置いてけぼりを食らっていて、私達の様子を生温かい目で見守っていた。
師匠だけはハァハァ言いながらビデオカメラ回してましたけど。


「そーいえばあずにゃんに私の誕生日教えてなかったね。ごみんごみん♪」
「ばかぁぁーー!」
「だってぇ、あずにゃんの誕生日のことで頭がいっぱいだったんだもん」
「なっ!?」


突然の思いがけないその言葉。私は驚いて息を詰まらせた。
それから徐々に顔が熱くなり、心臓がドキドキと高鳴りだす。

横から「キマシタワー!」と甲高い声が聞こえてきた。
その声の主が誰なのか、今更言うまでもない。


「ば、ばかっ…な、何言ってんですかっ…!」


嬉しさと切なさと、色んなものが胸の中に溢れた。
赤くなった顔を見られたくなくて、唯先輩に背中を向けた。
何だか無性に恥ずかしい。穴があったら入りたい。


「あーずにゃん!」
「にゃっ!」


唯先輩は後ろを向いた私に全身をぶつけて飛び掛ってきた。
それからすぐに腕を前に回して、優しく包み込むように抱きしめてくる。
その温かなぬくもりは、誕生日のときに感じたそれとまったく同じ。
私の大好きな、愛する人のぬくもり。


「ごめんね、言うの忘れてて」


耳元でボソッと、甘い声で囁かれる。
私は唯先輩の腕にそっと手を添えて、ふっと笑みを浮かべた。


「いいですよ、もう…」
「お祝いしてくれる?」
「当たり前です」


唯先輩にも負けないくらいとびっきりのプレゼントを
熨斗つきで贈っちゃいますから覚悟しててくださいね!



11月27日まであと1週間と1日。
残り8日間、私は唯先輩の誕生日プレゼントで大いに悩むことになる。
果たして無事唯先輩の誕生日を迎えられるのか、少し心配だった。



【あとがき】
フラグが立ちました。ていうか立てました!
あずにゃんが実は唯先輩の誕生日を知らなかったという設定です。
正直言ってこのシリーズ、プロットも何もあったものじゃなく、その日の思いつきで書いちゃってます。
自分の妄想を信じてキーボードを打ち続けてます。この先どうなるかも全然分かんないのです。
それでもお付き合いくださると嬉しいです!

あと1週間、毎日書けるか心配で仕方ないですが頑張ろうと思います。
でも時間との勝負ですからね…。私だってたまにはめげそうになります…。

[ 2010/11/19 20:33 ] 未分類 | TB(0) | CM(13)
自分の誕生日忘れるなんて唯らしいですね^^
あずにゃんのとびきりのプレゼント楽しみです!!

あと唯Tシャツおめでとうございます^^
唯梓そろえるなんてすごいですね!!
これはもう唯梓に愛されてますね!!
[ 2010/11/19 21:13 ] [ 編集 ]
ゆいあずが最高すぎてねむれn(ry



唯が自分誕生日覚えてないのが納得できてしまう


あずにゃんも唯におち(ry




あと1週間がんばってください!


[ 2010/11/19 21:16 ] [ 編集 ]
ついにあずにゃんまで師匠と・・・
あと1週間と1日か・・そういえばあずにゃんの誕生日からも1週間と1日経ったのか〜なんか時間流れんのがめちゃくちゃ速く感じるww

あと1週間めげずに頑張ってください!
[ 2010/11/19 21:42 ] [ 編集 ]
正式学名:ユイチャンノタンジョウビ
微生物サイズのデフォルメ唯ちゃんを想像して悶えてしまいましたw

後半のハグにも悶絶しましたww

そんな貴方におみかんパワーを!!
お み か ん !
[ 2010/11/19 21:48 ] [ 編集 ]
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[ 2010/11/19 21:59 ] [ 編集 ]
「いいですよ、もう…」
「お祝いしてくれる?」
「当たり前です」

↑ここでクラッときましたw

毎回ゆいあずはやってくれますねw
ごっつぁんですw
[ 2010/11/19 22:08 ] [ 編集 ]
唯先輩の天然発言にあずにゃんデレデレですね(´∀`*)
まあ大好きな唯先輩にあんな嬉しいこといわれたらそうなりますよね
あずにゃんは誕生日にいったい何をするのか……楽しみです
毎日プロットもなしにかけるとは凄いですね……
唯先輩の誕生日を元気に迎えられるよう無理せず頑張ってくださいね(`・ω・´)
[ 2010/11/19 22:35 ] [ 編集 ]
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[ 2010/11/19 22:39 ] [ 編集 ]
おつかれです。
あと1週間と1日頑張ってください。

前の記事の名無しは僕です。最近ついつい名前を忘れることが多いです(汗)
あっ、それと明日亡くなってしまった場合はTシャツは僕が引き取るのでご心配なく。
[ 2010/11/19 23:25 ] [ 編集 ]
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[ 2010/11/19 23:54 ] [ 編集 ]
今日もあずにゃんのツンデレでにーはちにーはちです。


師匠呼ばわりするあずにゃん、可愛いww




唯の誕生日まであと一週間ですね!


また明日も楽しみに待ってます☆




PS.唯梓T当選裏山です。その運を私にくだせぇ。


てかシャツをくだせ(ry
[ 2010/11/19 23:56 ] [ 編集 ]
梓「ばかぁぁー!」

↑胸がキュンキュン来ました…、その後の唯の台詞も完璧。もう付き合ってる様にしか見えないw

師匠も大歓喜ですw


さぁ、あずにゃんは唯の誕生日に何を贈るのか!楽しみはまだまだ尽きませんね。
[ 2010/11/20 02:24 ] [ 編集 ]
俺とした事が・・・♯1〜8まで一気読み余裕でした。毎日お疲れさまです!

立った!フラグが立った!

しかし前回のムギ師匠の入れ知恵は素晴らしい。流石師匠、そこにしびれるあこがれる。

ところで、毎日梓がHENTAIになりつつあるのは・・・気のせいでしょうか?www


しかし毎日書いてて、プロットなしは凄いですね・・・!感服です。

あと一週間、頑張ってくださいまし!
[ 2010/11/20 15:50 ] [ 編集 ]
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