とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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唯梓SS 『ファーストキスは初恋の味でした。byゆいあず』

※拍手お礼SS16

※追記からどうぞ!



私と唯先輩は音楽室にいた。
珍しく二人きりの放課後である。
他の先輩たちは諸事情――おもに作者の都合で休み扱い。
大人の都合で休みにされている先輩方が、とても不憫でなりません。
きっと、草葉の陰から作者を呪っていることでしょう。

まぁ、それはともかくとして。今の状況を説明しましょう。
私と唯先輩が音楽室にいるっていうのは、さっきも話したとおり。
一応、部活をするってことになってはいるが、今の状況を他人が見たら、誰も練習をしているとは思わないはず。
楽器を弾いているわけでも、軽音部としてそれらしいことをしているわけでもないから。
ただ、ソファに座ってだら~んとだらけているだけ。まったくやる気が感じられない。
だって、いつものティータイムがないから、力がでないんだもん。
日々の習慣というのは、中々バカにできません。


「ねぇねぇ、あずにゃん!」


しかし、唯先輩は何故かいつも以上に元気だった。
元気よく、私に声をかけてくる。
お菓子分の足りない唯先輩なら、ものの5秒で屁たるかと思ったけどそうでもなかったらしい。


「何です?」


とりあえず、黙っているわけにもいかないので返事を返す。
しかし。


「あずにゃんってさ、キスしたことある?」
「は?」


先輩の問いは、予想の斜め上をいった。
完全に予想外である。
誰がいったい、こんな質問を予想できるというのだバカヤロー。
きっと、これも作者の都合だ絶対。
やれやれ困ったものです。


「急に何ですか、藪から棒に…」
「ちょっと気になったの」
「ちょっとって…」


ちょっと気になったくらいで、この人はキス云々を聞いてくるのか?
そのうち、ちょっと気になったからで「エッチしたことある?」とか聞いてきそうだ。

でも、唯先輩にしては珍しい。
色恋系の話なんて、唯先輩には無縁かと思ってたけど。
そうでもなかったらしい。


「答えなきゃダメですか?」
「うん!」
「絶対に?」
「もち!」
「はぁ…」


そのあまりの強引さに、私は思わず溜息をつく。
唯先輩の、くりっとした可愛らしい瞳が私をロックオンして離さない。
目を爛々と輝かせ、私の答えを待っている。


(やれやれ、仕方ないなぁ…)


先輩が強引なのって今に始まったことじゃないし。
それに、別に隠す事でもありませんし。
答えてあげますか。


「…まぁ、ありますよ」
「うそっ!?」


当然嘘に決まってる。ちょっと冗談言ってみただけ。
する相手のいない私には、キスなんて無縁の産物だ。
ちょっとからかっただけだと言うのに、唯先輩の驚きようったらない。
驚愕で、顔が歪んでる。


「ウソですよ」
「ウソかいっ!」


嘘だと言ってやると、お笑い芸人もビックリの突っ込みが飛んできた。
まさか先輩に突っ込まれる日がこようとは、思っても見なかった。
これは、明日は雨が降るな。


「…あるわけないじゃないですか、そんなこと」
「だよねだよね!」
「何でそんなに嬉しそうなんですか?」
「えへへ、内緒♪」


嘘だと分ったとたんに、ニコニコと笑顔になる先輩。
一体、何がそんなに嬉しいの?
ホント、唯先輩ってよく分らない人。


「なんなんですか、もう…」
「まぁまぁ!」
「はぁ…ところで先輩はしたことあるんですか、キス」
「あるよ」
「っっっ!?」


試しに聞いてみたのだが、まさかの返事が飛んできた。
その瞬間、私の頭には一瞬で血が上り、先輩の胸倉に掴みかかった。


「だ、だだ、誰ですかっ!? 先輩の柔肉を奪ったクソったれはっ!! 白状するですっ!!」
「ぐ、ぐるじい…、首…絞る…あずにゃ…」


言われて気付いた。
冷静さを失った私は、勢い余っていた。
力が余って首が絞まってる。
とりあえず、速攻手を離した。


「あっ…すみませんっ」
「う、ううん。いいよ気にしないで」


首をさすさすと撫でながら、先輩は笑顔で言った。
私の不手際のせいで苦しい思いをさせてしまったというのに、なんて優しい言葉を。
嬉しさで涙がちょちょぎれそうです。

って!そうじゃない!


「んことはどうだっていいです!! さっさと吐きやがるです! 誰とキスしたんですか! 彼氏ですか! 彼氏なんですね?」


キスする相手なんて、これはもう恋人しかいない。


(フザケやがって…どこのどいつだ…唯先輩の柔肉を蹂躙しやがった豚野郎は…)


そんな不届き者は、この私が八つ裂きにしてやります。
そう、絶対に生きてきたことを後悔させてやるです。


「さぁっ!! きりきり吐くですっっ!」
「んーん、別に誰ともしてないよ。彼氏なんていないし」
「は?」


してない?
彼氏いない?
どういうこと?


「ウソだよ。うーそ♪ あずにゃんのマネしてみました!フンスっ」
「……」


…どうやら嘘だったらしい。
もう…どうしてそんな嘘つくかなぁ。マジで驚いたじゃないですか。
最初に嘘ついた私が言う事じゃないんですけど。

ああでも、ホント嘘でよかった。
もしホントだったら、私は不吉の黒猫として覚醒していたところです。


「…ウソならいいんです」
「でもどうしてそんなに気にするのかな~あずにゃん?」
「う…べ、別に理由なんてないです。気まぐれです、ただの」
「そっか~、気まぐれかぁ~」


私の言葉に先輩はニヤニヤと笑みを浮かべる。
どこか嬉しそうで、楽しそうで。
正直、あまり見たくないタイプの笑顔だった。


「何でそんなにニヤニヤしてんですか? もしかして…なんか勘違いしてるんじゃないでしょうね?」
「べ~つ~に~」
「くっ…ぜんぜんそんなんじゃないんですからねっ! 私が唯先輩のことがどうとか、そんなことはこれっぽっちも考えてないんですから!」


まったく、勘違いもいいとこです。
私が唯先輩のこと好きだなんて、そんなのムギ先輩の眉毛が普通眉毛になるくらいありえない。


「私そこまで聞いてないのに…自滅してると思うのは気のせいなのかな?」
「なにぶつぶつ言ってんですか?」
「んーん。なんでもないよ。でさ、お互いファーストキスはまだなわけですよ」
「まーそうですね」


これから先、機会があればするのかもしれませんけど。
でも、今は間違いなく未経験だ。


「よくキスは、レモンの味とか聞くよね?」
「聞きますね」


実際、ホントかどうか分りませんけど。


「…気にならない? ホントにレモンの味なのか」
「え? うーん…まぁ気になるって言えばちょっとは気になりますけど…。でも相手がいないんじゃ確かめようがないじゃないですか」
「むふふ♪」


先輩は口元に手を当てて、いやらしい笑みを浮かべる。
どう見ても、何か企んでるっぽい。


「何笑ってんですか。怖いですよ、その笑顔」
「ひどっ! ま、まあいいや。それよりさ、してみない?」
「は? 何をですか?」
「キスだよ、キース!」
「誰とです?」
「あずにゃんと」
「誰が?」
「私と」
「…」
「…」
「…アホですか?」
「アホじゃないもん!」


いや、間違いなくアホですよ、唯先輩。
この人は、たぶん真性のアホの子なのだ。絶対、間違いない。
キスをお菓子か何かと勘違いしてるんじゃないだろうか?
おやつ感覚でキスしようとか言ってくる先輩の未来がちょっと心配です。
この分じゃそのうち、おやつ感覚で「エッチしよ♪」とか言ってきそうだ。

ま、私の目の届く範囲にいれば唯先輩の未来は安心ですけどね。
先輩の貞操は私が守りつづけますから。


「ねーいいじゃん! しよーよーあずにゃ~ん! レモンの味がまってるよー!」
「で、出来るわけないじゃないですか! そ、そいうことは彼氏ができたときにしてやったらいいです!」


できたその日に八つ裂きですけどね。もちろんその相手を。
先輩の柔肉に汚らわしい豚共が触れるなど、万死に値する。
明日の朝日は拝ませねーですよ。


「ぶーそんなのいらないもん! 私は今あずにゃんとしたいのー! あずにゃん以外とはしたくないのー!」
「駄々っ子ですか! ていうか、なんで私以外としたくないんですか?」
「え、それ普通聞く? 常識を疑うよ、あずにゃん」
「…常識外れの先輩に言われると、ものすごくショックです…」
「しどいっ!」


まさか唯先輩に常識がどうの言われる日がこようとは、考えもしなかった。
ていうか、私以外とはしたくないとは、言ってくれますね唯先輩も。
そんな事言われたら、ますます先輩の柔肉が欲しくなるじゃないですか。

ん、あれ?

もしかして、もう我慢しなくていいの?
貰っちゃっていいの?
食べちゃうよ?
ねぇ?

と、そんな風に考え事をしていると


「もー我慢できない!」
「にゃっ!」


唯先輩が鼻息を荒くして、いきなり抱きついてきた。
咄嗟の事で、避けることもできず、なすがままになっている私。
かなり力強く掴んでいるので、逃げる事もできません。


「な、何するんですか! 離してください!」
「やだぷー! もう逃げられないよあずにゃん!」


ああ、先輩の顔が至近距離に…。
それに柔らかいおっぱいが押し付けられて…。
ていうか体中柔らかいなぁ、唯先輩…。

…どうしよう、興奮してきちゃった。

私、もう我慢が出来そうにありません。
もう…ゴールしてもいいですか?


「は~な~し~て~」
「い~や~だ~」
「うぅ…私、先輩に汚されちゃうんだ…ぐすっ」


いいよ、先輩。私、先輩になら汚されてもいいです。
先輩好みのエッチな子になるから。
だから、早く犯してください。


「わ、わ…泣かないでよあずにゃん」


ごめんなさい。
私嬉しくて、涙が止まりません。
だって、唯先輩に抱かれるんですよ?
嬉しくないわけないです。


「そうだね…ムリやりするのはやっぱりよくないよね」
「わ、分かってくれましたか、唯先輩」


じゃ、じゃあ早速、保健室のベッドで…。


「うん。だからあずにゃん、後は任せたよ!」
「え?」
「ん~♪」
「な、何を唇を突き出したまま固まってんですか?」


先輩の柔肉が眼前に!
わ、私…もう爆発しそうです。
主に股間が。


「ムリやりはよくないから~、キスはあずにゃんからして~」
「んなっ!? 意味がわかりません!」


え? いいの? マジ? ホントに? しちゃうよ? 


「んん~♪」
「…もしかして、キスするまで離さないとか言うんじゃないでしょうね?」
「うん」


これはもう、冗談抜きに犯るしかないようですね。
ここで逃げたら、女がすたります。
お膳立ては整いました。
あとは私が動くだけです。


「…先輩の行動力にはときどき驚かされます…」
「えへへ、褒められた♪」
「褒めてないですよ…」


ホントは、頭撫でて上げたいくらい褒めてますけど。


「そんことよりほら、ちゅーだよあずにゃん。んん~♪」
「…はぁ…仕方ないですねぇ…どうなっても知りませんよ、ホント」


もちろん性的な意味で。


「んー♪」


梓、いっきま~す!


――ちゅっ♪


柔っ!!
な、何この柔らかさ…。マジ驚きです。
マシュマロですら固いと感じてしまいそうです。
この世界にこんな柔らかいものが存在していたとは…世界にはまだまだ知らない事が沢山あるんですね。
梓はこの日、また1つ賢くなりました。


「ちゅう…んっ…ちゅ…ふ…」
「んっ…ふっ…ちゅ…」


ああ…先輩の唇最高です…。
やわっこくて、あったかくて、それに無駄に興奮する。
キスいい…。すごく気持ちいい…。


「ぷはっ」


もっとしていたかったけど、とりあえず離した。
感想聞かなきゃいけなかったからね。

唇を離した先には、頬を赤らめ、瞳を潤ませた先輩の顔があった。。
何ていうか、女の顔って感じの表情をしていて、すごくドキドキします。
そんな表情を見せられると、理性を失いそう。


「…どうですか、先輩。ファーストキスの味は」
「…んー、レモンの味はしないねー」


あーやっぱり…。
私もレモンの味はしませんでしたね。
感触ばかりに頭が行って、味を楽しむ余裕もありませんでした。


「でもあずにゃんの唇、やわっこくてすごく気持ちよかったよ…」
「そうですね…唯先輩の唇も柔らかかったです」


柔らかすぎて、気持ちよすぎて、昇天してしまいそうです。
まぁとりあえず、この柔らかさはもう私だけのものなのであしからず。
誰にも渡しませんよ。ええ、渡しませんとも。


「でもさ…」
「ん? 何ですか?」
「何だか、味はあるんだよね…。何の味かなぁ…?」


私は味を気にする余裕はなかったけど、先輩はどうやら味を感じたらしい。
レモンの味ではもちろん無いようだけど。


「さぁ…短すぎて分かりませんでしたけど…」
「もっかい…してみよっか?」


おいおい…いいんですか先輩? そんな事言っちゃって?
そんな誘うようなこと言ったら、私、黒猫モードに移行しちゃいますよ?
移行したらもう止まれませんからね?


「それで分からなかったら?」
「さらにもっかい…」
「てことは、分かるまでするってことですか…」
「うん…」


ああ…どうやら先輩は黒猫モードをご所望のようです。
これは、黒猫モードのさらに上、発情黒猫暴走モードの覚醒も視野に入れないといけませんね。
暴走モードに移行したら、先輩の腰が砕けてしまうかもしれません。


「……」
「いや、かな?」


唯先輩の不安そうな瞳が私をロックした。
その瞳が私の迷いを完全に消した。

いいでしょう…不肖この中野梓、目標を狙い撃ちます。


「やってやるですっ!」


――ちゅっ♪


さぁ、熱く蕩けるような、にゃんにゃん時間の開幕です。




おしまい
[ 2010/08/21 15:34 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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