とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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憂純SS 『君の代わりなんていないから 後編 』

※アニメ2期 5話ネタ

※追記からどうぞ!






――どう、して?


じゃあ、私はどうしたらいいの?
お姉ちゃんの変わりになれないなら、私は憂の何になればいいの?

何になれば憂は私に――。

友達?
親友?
違う…それじゃダメ…。
私が求めてるのはそんなんじゃない。
私は…私はもっと…。

心の奥底からふつふつと湧き出てくる感情は、憂に対する私の想いだった。
私が真に求めているのは――。


(はは…そっか…簡単な事じゃん…)


――ただ、憂の笑顔が見たかっただけなんだ。

それもただの笑顔じゃない。
唯先輩に向けるような…そんな笑顔を。
可愛くて、優しくて、温かい…憂の本当の笑顔を。

――その笑顔を、私にも向けて欲しかった。

――私だけのために向けて欲しかった。

――私だけの憂にしたかった。


ここまでくれば、その意味が分かる。

――私は憂の事が好き。


(どうしよ…私、女の子好きになっちゃったよ…)


親友としてじゃなく、ただ一人の女の子として。
正確に言えば、「なった」ではなく「なっていた」だと思う。
そう、私はずっと前から憂の事が好きだったんだ。
出会って、友達になって、親友になって…。
そしていつの間にか、私は憂に親友以上の想いを――。


「――でもね…」


憂の声に、私はハッとする。
憂の話はまだ続いていた。


「う、うん。な、なに…?」


私は慌てて取り繕う。
ちょっと声が裏返ったけど、仕方ない。
これでも平静を装うのに必死なのだ。

自分のこの感情を憂に気付かれてはいけない。
私のこんな気持ち、憂に知られたらきっと気持ち悪がられる。
同姓を好きになるなんて、そんな…。
そんなのって無いもん。

でも。


「お姉ちゃんの変わりがいないのはもちろんだけど……純ちゃんの変わりもどこにもいないからね?」 


憂の心は、そんな私の想いすら包み込んでしまう。
まるでそうする事が最初から決まっていたみたいに。


「…え?」


けど私は、最初何を言われているのか理解できなかった。


「たとえお姉ちゃんでも、純ちゃんの代わりにはならないんだから…」


私の代わりが、いない?
しかも、あの唯先輩でも私の代わりにならないって?
それってどう言う…。


「純ちゃんが純ちゃんでいてくれれば…純ちゃんが傍にいてくれるなら…私は寂しくなんてないから…」


そう言った憂の笑顔は、今まで一度も見たことがないものだった。
唯先輩に向けるものでもない、他の誰にも向けたことのない笑顔。
それは、私のためだけの笑顔。


「ぁ…ぅ…」


ドクン、と心臓が跳ねた。

つまり。
お姉ちゃんがいなくても。
私がお姉ちゃんの代わりをしなくても。
私が傍にいれば、それだけでいいって事で。

それは「鈴木純」を必要としてるってことで。


(それってつまり、そういう事…だよね…?)


その意味を、答えを意識した瞬間、私の顔に火が点いた。


「純ちゃん…?」

「う、うう…」

「どうし――きゃっ!」


私は火照った顔のまま、憂の身体に覆いかぶさる。
憂は小さく悲鳴を上げたけど、私はそれを無視した。
だって、悪いのは全部憂だもん。


「ずるい…ずるいよ、そんな事言うなんて…」

「じゅ、純…ちゃん?」

「そんな事言われたら、誰だって勘違いしちゃうじゃん」

「…あ」


私が言うと、憂は自分の言葉の意味に気付いたように、ポっと顔を赤らめた。
瞳は潤み、何かを訴えるように私を見つめてくる。


「責任…とってもらうから…」

「…なに、すればいいの…?」


私の言葉に、憂の顔がさらに赤くなった。
分かってるくせに。
どうして聞いてくるかな、憂ってば。


「憂だって、期待してるんでしょ? 顔、真っ赤だよ?」

「っ!」


私の指摘に、憂はハっとすると、私から顔を逸らした。

ダメだよ憂。
ちゃんとこっち見て。
私だけ見てればいいんだから。


「憂」


名前を優しく呼んで、頬に手を添えて、無理やり私の方を向かせる。
無理やり、といっても抵抗なんてなかったけど。
それから私は、ゆっくりと顔を近づけていった。


「じゅん、ちゃん…」


憂がそっと目を閉じる。
これから何をされるのか、分かってるからこそ出来る行動。
現に、憂の唇は、私を受け入れる準備が整っている。
ふるふると震える、柔らかそうな唇。
その物欲しげに半開きな唇は、見ているだけで吸い付きたくなる。
でも、そんな衝動を抑えて、私はゆっくりと近づいていく。

憂の頬をそっと撫で。
私も憂と同じように、固く閉ざされた唇をそっと開く。
そして。

その瞬間はすぐにやってくる。

あと5cm、3cm、1cm――


私達の吐息が交じり合う。


『好き』


私達の言葉が重なった次の瞬間、ちゅっ、と触れ合う唇。
触れる瞬間、私達が囁くように言った言葉は、好意を示す言葉。
それは互いに向けられた、愛の告白。
嬉しくて、胸がドキドキして、どうにかなってしまいそうだった。


「ちゅ、ん…はぁ…じゅ、ん…ちゃん」

「う、い…ちゅ、ふぅ…ちゅ、ちゅ」


キスの雨が降る。何度も何度も、啄ばむようなキスを続ける私達。
手と手を合わせ、絡めるように繋いで、さらに深く心は繋がる。
ちゅっちゅっというリップ音が、連続して部屋の中に響く。


「んちゅ…ちゅ、ちゅ…はぁ…」

「んっ…ちゅ…ぷはぁっ」


段々と息苦しくなってきた私は、仕方なく唇を離した。
憂の唇は柔らかくて、温かくて、それでいて甘くて、病み付きになりそう。
出来れば、もっとしていたい。


「ぁ…」


唇を離すと、憂が小さく声を上げる。
それはどこか名残惜しそうな、もっとして欲しかったって言ってるみたい。
そんな憂が愛しくて愛しくて堪らない。


「憂、さっき好きって言ったよね? あれってどう言う意味?」


私は確認するように、聞いた。
もちろん、聞かなくたってその意味は分かってる。
でなきゃ、キスなんてするわけないんだし。
ただ端に、憂の困ってる姿を見たかっただけ。

でも。


「こういう意味だよ」


そう言って、ふふっと笑った憂は、私の首に腕を回してぐいっと引いた。
そしてそのままの勢いで、私の唇は憂の唇にぶつかるように重なる。
カツっと一瞬、歯と歯がぶつかったけど気にしない。
気にならないくらい、憂とのキスは気持ちがよかったから。

あーあ、せっかく憂を困らせてやるつもりだったのに…。
まだまだ憂の方が私より一枚上手かもね。

私達は何度もキスを繰り返していく。
すでに私の身体は、焼けるような熱に浮かされている。
下半身が熱を持ち、どうしようもなく切ない。


「んちゅっ…れろ…」

「んんっ…!」


ふいに、憂の湿った舌が私の唇をなぞった。
憂は小さく舌を動かして、私の唇をちろちろと舐めてくる。
そして段々と、舌が私の唇をこじ開けて、遂には歯をコンコンとノックする。
それはまるで、早く扉を開けてと急かしているようで。
だから私は、それに応えるべく扉を開く。


「んちゅっ…れろ…ちゅう…はぁ…んっ」

「ちゅるっ…ちゅ、ちゅぅ…れろ、れろ…んんっ」


途端に絡まる舌と舌。
唾液を含んだ舌が絡まる度、ぴちゃぴちゃといういやらしい水音が響き、私達はさらに燃え上がる。
私の舌が逃げると、憂はそれを追うように絡んできて。
憂の舌が離れれば、私はそれを追いかける。


「ちゅっ…ぷはぁっ…はぁ、はぁ…純…ちゃん…」


呼吸をするために一度離れる。繋がった唾液の糸など気にも留めない。
その瞳はとろんと蕩け、吐く息は荒い。その様子はひどくいやらしい。でもそれ以上に綺麗だった。
出会ってから、親友になってから初めてみるその艶姿に、私は確かな興奮を覚えていた。

そう、私は、憂が欲しかった。
欲しくて、我慢できなくて、今すぐにでも犯してしまいたかった。

そんな私の醜い欲望など知りもしない憂は、荒い息を整えながら私に声を掛ける。


「ねぇ、純ちゃん…」

「何?」


私が問い返すと、ちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべてこう言った。


「キスだけで、いいの?」

「っ!」


憂の誘うような声。誘うような瞳。
思わず、ゴクリと唾を飲み込む私。
だって、それは、私とその、関係を持ちたいと言っているわけで。
憂は、その、キスの先を望んでいるって事で。

つまり、私のこの欲望を受け入れてくれるって事で。


(ああ、どうしよう…もう私、我慢できないかも)


私の心臓は、壊れてしまいそうなくらいドクドク鳴っていた。
喉がカラカラで、鼻息も荒くなっていく。
ハァハァと息をつく私は、まるで変態オヤジみたい。

そんな私の様子を見て、憂は微笑む。


「いいよ…純ちゃんの好きなようにして?」


その一言が止めだった。
私の理性なんて、最初から無かったように吹き飛んで、獣のように憂を求め始めた。
憂は私の欲望に身を任せながら、私の下で甘い喘ぎ声を上げ始める。
隣で寝てる梓が起きるとか、そんな事は頭の隅から追い出して。
憂のその柔らかい唇に、身体に、私のすべてをぶつけ、愛していった――。









「ん…む…」


翌朝、梓が目を覚ますと、梓の顔面には純の蹴りが入っていた。


「純…寝相悪すぎ…」


そんな梓の呟きなんて、眠る二人には聞こえるはずもなく。
憂と純は、どこか幸せそうに寝息を立てて眠り続けていた。





おしまい




【あとがき】
こりずに憂純2作目です。やっぱり私、このコンビ好きです。
何だかんだ言って、一緒にいるのが多いですから、この二人。まぁもちろん梓も含めてですが。
で、お話は見ても分かるとおり、アニメ5話の1年生組のお泊り会をベースにしてます。
ちょっとえっちぃ描写もありますが、まだ新米なのであえてR-18には突入させませんでした。
まぁ、書いてないだけで、やる事はやってますw
梓は一度寝たらどんな事をしても起きない子です、はい。
もちろん勝手な妄想ですがw

ではでは最後まで読んでいただきありがとうございました!
[ 2010/06/04 00:44 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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