とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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唯梓SS 『HENTAIへのカウントダウン』

※追記からどうぞ!

※微エロ。R15くらい。



それは突然の事だった。
とある日の部活帰り、私は唯先輩に「今から家に遊びに来ない?」と誘われた。
いつもの別れ道に差し掛かった所で急に言ってくるものだから、私としてもどうしたらいいか迷ってしまった。
なんせ、「お腹へったぁ…早くご飯食べたいなぁ」って感じに気持ちが出来上がってしまっていたから。
出来る事なら、どこにも寄り道しないで真っ直ぐ家に帰りたかったのだ私は。

しかし、そんな私の心情を物ともしない唯先輩は

「もうちょっとあずにゃんと一緒にいたいな…」

なんて意味深なセリフを言い放ったのだ。

その言葉と、そう言った時の唯先輩の寂しそうな表情を見た瞬間
私の心臓は、スナイパーライフルによってピンポイントで撃ち抜かれていた。ズキューンッと。
それはゴルゴ13もビックリの命中精度で、はっきり言って、即死でした。

中野梓、享年16歳――お父さん、お母さん、先立つ不幸をお許しください…。
って言うのはさすがに冗談だけど。

唯先輩のそれは、今の私には防ぎようがなかったのだ。
それはまさに一撃必殺。ザキを食らった気分だった。
しかも周りに誰もいないこの状況では、復活の呪文を唱えてくれる人なんて誰もいるはずもなく。
しかたないから心の中で妖精さんにお祈りした。憐れな子羊をお助けくださいって。
するとどうだ。心の中に人形サイズの妖精さんが現われたではありませんか。
その妖精さんは、どこかで見たことのある沢庵眉毛を装備しており、その笑顔は後光が射すほど眩しかった。

妖精さんが復活の呪文を唱えた!

『ざおらるっ!』

…中野梓は生き返らなかった…。

まったく役に立たない妖精さんだった。
どうしてそこでザオラルなんだ。
ここは確実にザオリクを使うべきじゃないのか。
心の中の妖精さんは、「テヘペロ~」なんて意味不明な事をして消えていった。

…ホントに役立たずだった。

結局私は生き返る事が出来なかった。棺おけに入ったままだった。
そんな私を、唯先輩はニコニコと嬉しそうな顔で引きずっていった。


まあそんな冗談は抜きにしても、私だって唯先輩の言葉は素直に嬉しかった。
唯先輩と一緒にいるのは楽しいし、嬉しいし。二人だけでお話するのも好きだったから。
それに、唯先輩にそんな事を言われたら、断れるはずがない事は最初から分かりきっていた事だ。

私は、ドキドキと高鳴る心臓を押さえながら、嬉しそうな表情で私の手を引く先輩の横顔を見つめていた。
きっと唯先輩も私と同じ気持ちなんだと思う。今の唯先輩を見ていると、どうしてもそう思ってしまうのだ。







所変わって平沢家!


私こと中野梓は、唯先輩の部屋のドアをノックしている真っ最中だった。


――コンコン


シーン…。


返事は返ってこなかった。まったくの無音。返事が返ってくる気配すらない。
まあ、それは当然だ。何故なら、部屋にはまだ誰もいないのだから。
ここで返事が返ってきたとしたら、それはそれで不気味である。
幽霊でも住んでいるんじゃないかと思ってしまう。
私には除霊する術なんてないから、正直出てきてもらっても困るけど…。

と、話が逸れてしまって申し訳ありません。
それで何で私が一人で唯先輩の部屋に来ているかって事の理由なんですが…その答えはいたって単純です。
今、唯先輩はお台所にいた。お菓子や飲み物を準備するためだ。おかげで私は手持ち無沙汰で。
そんな私を見かねた唯先輩が

「先に行って、適当にくつろいでて~」

と言ったので、その言葉に甘えることにしたのだ。


とりあえず説明はここまで。これ以上ドアの前で立ってるのも疲れるもん。
てことで、私は中に入ることにした。ドアノブに手をかけて、ゆっくりとドアを開いて中に入る。
一応「お邪魔しま~す」と言って中に入ったのだが、当然「いらっしゃ~い」なんて返事は返ってこない。

先輩の部屋に入ると、あたり一面が茜色に染まっていた。
窓から西日が差し込んでいたからだ。


「…う…」


夕日が目に眩しく、私は思わず目を細め手で覆う。
少し眩しすぎ。さすがに直視はできない。
そう思った私は、勝手ながらカーテンを閉めることにした。
そろそろ夜になるし閉めても問題ないと思ったからだ。
すべてのブラインド式カーテンを手際よく下ろし、薄暗くなった部屋に電気をつける。
一瞬電気が眩しく感じられたが、それは一瞬の事で、すぐに目が慣れた。

私はギターや鞄などの荷物を部屋の隅に置き、天井を見上げた。


「さて…と」


ボーっと、天井を見上げなら先輩の部屋に立ち尽くす私。
これからどうしようか…と考えてみたのだが、結局の所、何も思い浮かばない。
私はとりあえず、唯先輩の言いつけ通り、適当に過ごす事に決めた。
テーブル前に腰を下ろし、それから辺りをキョロキョロと見渡す。


「変わってないなぁ…」


そうボソッと呟いて、前に唯先輩の家に来た時の事を思い出す。
確か…前にお邪魔したのは2週間くらい前だった気がする。
正確な日時は思い出せないが、その日は確かギターの練習を一緒にしたのだ。
まぁ…結局まともな練習なんて出来なくて、ほとんど駄弁っていただけだった気がするけど…。


「…まぁ、急に部屋が変わるはずないよね…」


久しぶりにお邪魔した先輩の部屋は、以前来たときとまったく変わっていなくて。
変わっている事があるとすれば、それは整理整頓がきちんとされているって事くらいだった。
以前来たときは、服が脱ぎ散らかしっぱなしだったり、辺りに漫画の本が散乱していたりと。
端的に言えば、足の踏み場がないほど散らかっていたのだ。
今回はさすがにそんな事はなかったみたいだけど…。


「ふぅ…」


そんな事を考えながら、私は一息ついて、部屋の観察を続けた。他にする事もなく退屈だったし。
それに何もしないで待つというのも、さすがに勿体無い気がしたから。
どうせやることがないなら、せめて唯先輩の部屋を観察して待っていた方が有意義というものだ。


「…ん?」


そんな時だった。
ジーッと目を凝らしながら、部屋の隅々まで見渡していると、ふと、テーブルの下に何かが落ちている事に気が付いた。
色はピンクで。それでいてクシュクシュに丸められている何かだった。
一見すると使用済みのティッシュに見えるが、どう見てもそれは布のように見えた。
気になった私はそれを手に取り、そして自分の顔の前で広げた。


「――ッ!?」



そしていきなり目の前に現れた物品に、私は思わず息を呑む。
なんとそれは、唯先輩の下着――ショーツだったのだ。


「こ、これ…唯先輩の…かな?」


材質はシルクのようで。
リボンとフリルがアクセントの、可愛らしく、それでいてちょっと大人っぽいレースのショーツだった。
持ち主はもちろん、この部屋の主である唯先輩以外いないはずんだけど…。


「ゆ、唯先輩…こんな大人っぽいの穿いてるんだ…」


そのショーツは、唯先輩が穿くにしては大人っぽすぎじゃないかと思ってしまう。
だって、あの子供っぽい唯先輩が穿くには、あまりにもセクシーだったから。
私なんて、いつも子供っぽい縞々なヤツなのに…。


(…これを穿いてる唯先輩、か…)


ちょっとだけ、そのショーツを穿いた唯先輩を頭の中で思い描いてみた。


……。


(…………いいかも)


素晴らしいの一言を授けたい。エクセレントです唯先輩。100点満点を上げます。
子供っぽい唯先輩に、ちょっと背伸びしたセクシーなショーツ。
それが何ともミスマッチで…。正直、妄想しただけで鼻血ものです。


「……」


それからも私は、無言でそのショーツを眺めていた。まるで嘗め回すように。
そして何を思ったのか、いや、この場合何も考えていなかったと言うべきか…。
半ば無意識の内に、そのパンツを自分の鼻先に押し当てていた。
それから匂いを嗅いでいた。クンクンと。

唯先輩の恥ずかしい所が触れていたはずのその場所を重点的に。
その部分からするであろう匂いを想像してしまうと、どうにも胸の鼓動を止められない。
顔は火照り、心臓の鼓動はドクンドクンとけたたましく鳴り響く。
私はそれらを無視しながら、我を忘れてショーツの匂いを嗅いだ。クンカクンカと。


(こ、これはッ…!)


…洗剤の香りしかしなかった。


どうやらちゃんと洗濯されたものだったらしい。
たぶん、洗濯物をタンスにしまう時、誤って1つ落としてしまったのだろう。
唯先輩の脱ぎ散らかしたパンツかと思ってちょっと期待したのに……正直がっかりだった。
しかし、これが唯先輩の大事な所を包んでいたと思えばそれだけで――



「――ていうか私はさっきから何してるのッ!? 少しは自分の行動に疑問持とうよッ!?」



己の奇行に、人の家だという事も忘れて、思わず大きな声で叫んでいた。
あまりにも大声で、下にいる唯先輩にも聞こえてしまったんじゃないかって気が気じゃない。
しかしまあ、そのおかげで、私の頭は冷静さを取り戻していた。そして先ほどの自分の行動を分析し始める。
さっきからの一連の考え、および行動は、どれをとっても変態以外の何ものでもない。
第三者が見れば、間違いなく「変態だ!変態がいる!この変態女めッ!」と後ろ指を指されてしまうだろう。


(おかしい…。おかしすぎる…。私、一体どうしちゃったの…?)


まるで何か得体の知れないものに取り付かれたように、当たり前のように行動していた。
今になるまで、まったく疑問に持たなかったのも変だ。


(い、いったいどういう事…?)


うーん、と頭を悩ませて考えてみるけど、それらしい答えには辿りつかない。
一番最初に考えたのは、私が真性の変態だってことなんだけど……でもそれはすぐに却下した。
私は同姓のパンツをクンクンして悦に浸るような変態ではない……はず。

そうなると考えられる要因はただ一つ。


「やっぱりこれのせいだよね…」


そう、一番悪いのは、私の思考をここまでダメにして無意識のうちに変態行動を取らせた”ゆいぱん”の魔力だってことだ。
同姓の私まで虜にするその淫靡な魔力、実に恐ろしい。さすがゆいぱんです。
あ、ちなみに”ゆいぱん”っていうのは唯先輩のパンツの略ですよ。


「はぁ、ダメダメ…。ちょっと落ち着かなきゃ…」


邪まな考えを打ち消すため、ブンブンと勢いよく頭を左右に振る。
少し頭も冷えたが、これでもまだ足りなかった。
さらに私は、手に持ったショーツをブレザーのポケットに突っ込み、両手で頬をパチンと叩いた。
少しでも頭を冷やしたいがためにやった事とはいえ、すこし強く叩きすぎた。頬がヒリヒリする。
でもそのおかげで頭の熱も冷えてきて、今の状況を冷静に考えられるくらいまでには思考力も回復した。


「…あ、あれ?」


しかし回復したらしたで、また私がおかしな行動をとってしまった事に気付いてしまう。
そう、今の行動の中に明らかにおかしい点が1つある。
頭からサーっと血の気が引いていき、頬にはダラダラと冷や汗が伝っていた。



「…いま、私…何した?」


ギギギッとブリキのオモチャみたいな動きで顔を動かし、ブレザーのポケットを見つめる。
それからポケットに手を突っ込んでみた。何か入っている。手触りはさっき持っていたショーツ同じで…。
ていうことはまさか…。いやいや、そんなバカな事…。あるはずがない。認めたくない。
…そんな気持ちで心がいっぱいだったが、そ~っとポケットの中からその物を取り出してみると――


「なッ!?」


その手には、クシュクシュに丸められたショーツが握られていた。
それはさっきまで私が嘗め回すようにクンクンしていたものと同じものだった。
完全に私の頭から血の気が引いた。そして叫んだ。


「ちがっ!…こ、これは違うんですッ…! べ、別に私は…唯先輩のパンツを持って帰ろうとか、そんな風に思ったわけじゃないんですよ? ただ、無意識に…そう!無意識にポケットに突っ込んでたんです!だからそのッ!このパンツをオカズにして何かしようとか、そんな事はこれっぽっちも考えてないんですからッ! 本当です!信じてください!」


誰に対しての言葉でもなく、ただ虚空に向かって私は叫び続けた。
その時の私には、もしかしたら、座敷わらしでも見えていたのかもしれない。
それはきっと、眉毛が沢庵みたいで、嫌らしい笑みをする百合好きの座敷わらしに違いない。


(ああもうッ! 何やってんの私ッ!)


私は頭を振り乱しながら半狂乱になり、何を思ったのか唯先輩のベッドにダイブしていた。
ボスンという音がして、途端にギシギシと鈍いスプリングの音が部屋に響く。
やがてスプリングの音が消えると、部屋は静寂を取り戻した。


「…もう…どうしちゃったの、私…」


そんな事をボソッと呟やきながら、身体を丸め、頭を抱えていた。
私は唯先輩のベッドにうつ伏せになった。
こういう場合は何もせず、ただ黙ってじっとしていた方がいいのかもしれない。
これ以上動いたら、今度は何をしでかすか分かったものじゃないから。


(…て言うか、このまま寝ちゃおうかな?…そうすればこれ以上変な行動なんて取らないだろうし…。いや、さすがに無理か…。もうじき唯先輩もくるだろうし…)


まったく打つ手がなく、思わず溜息をついてしまう。
そらから何気なく大きく息を吸い込んだ。


……けど、それが運のつきだった。


「~ッ!?」


途端にベッドから香ってくる匂いに危うく意識が飛びそうになる。
それは、言うまでも無く、唯先輩の匂いだった。
それはどこまでも甘く蕩けるような、まるでお菓子のような匂いで。
いつも抱きしめられるたびに感じる匂いとまったく同じだった。


(や、やばっ!…これやばいよっ…!)


その匂いは確実に私の思考力を奪っていった。
そして徐々に、でも確実に理性を薄れさせていく。
これは流石にヤバイと瞬時に感じた私は、その匂いから逃れるために、慌てて顔を上げた。
これでもう大丈夫…と思ったのも束の間。天は決して私の味方をしない。
…いや、ある意味では味方だったのかもしれないけど。


ふと目の前に、唯先輩の枕があった。


「…ゴクリッ…」


その枕を目の前にして、思わず唾を飲み込む。顔は瞬間的に熱を帯びていく。
枕カバーは微妙に乱れていて、寝起きのままの状態だと言うことが伺える。
てことは、その枕にはダイレクトに唯先輩の匂いが染み付いてるって事で…。


「も、もし…この枕に顔をつけたら…」


その先の事を考えて、頭がくらりとした。


「…って!ダメダメ!そ、そんな事…」


そうは言っても、目が枕から離れてくれない。
その枕を見つめているだけで、どんどん頭に血が上っていくのを感じた。
きっと今私の顔は茹ったタコのように真っ赤になっているはずだ。
それでも私は、必死になってブレーキをかけていた。


(ダメッ…止まって私ッ!)


しかしその意思に反して、自分の顔は徐々に先輩の枕へと近づいていく。
理性と言う名のブレーキはまったく役に立っていなかった。
それはまるで、凍結した路面でブレーキをかけた車がスリップを引き起こしたような、そんな感じだった。


「…だ、ダメ…やめて私…」


声に出そうと出すまいと、慣性で動き出したものが止まるはずがないのは分かりきってる。
すでに私と枕との距離は10cmも無い。

あとちょっと――!

そう思うと、鼻息がどんどん荒くなっていき、吐く息も熱を持っていく。


(ああ…これ、ダメ…かも…)


そういった状況を他人事のように、何故か冷静に頭の中で考えられたせいか、さすがの私も悟った。
どうやら私、もう手遅れみたい。もう、自分を制御できない。できるはずがない。
私はもう、とっくの昔に壊れている。
これは最初から決まっていたことなんだ。唯先輩の枕を見た瞬間に。
いや…もしかしたら、唯先輩のショーツを見つけた時にはすでに、壊れていたのかもしれない。


「はぁ…はぁ…」


薄れゆく理性の中で感じていた。
これ以上我慢したら、私の思考回路は完全に焼ききれる。そして暴走する。
それこそ獣のように、今目の前にある枕にすがり付くどころか、もうじきここにやってくる唯先輩まで襲ってしまうかもしれない。
もしそんな事になったら、私はもう二度と唯先輩と笑い合えないだろう。
そうならないためには、今目の前にある精神安定剤とも言える枕を使って、妄想の中の唯先輩を犯した方がいい。
いや、そうするべきだ。そうしなければ、私は明日の朝日を拝めない。


「ごめん、なさい…唯先輩…」


理性崩壊の間際、口を告いで出たのは謝罪の言葉。
それはきっと、これから唯先輩を汚してしまうことに対しての謝罪の言葉だったはず。

――私の鼻先が唯先輩の枕に触れた。

その瞬間、私は考えるのをやめた。
人間とは理性があってこそ人間であり、理性を無くした人間はただの本能の塊でしかない。
それはすなわち――獣だ。私は一匹の獣と化した。
ただただ、本能の赴くままに、唯先輩の枕に顔を埋めていった。
そして鼻の穴をむずむずと動かし、我慢できずにスゥ~~っと大きく息を吸い込んでいく。


「~~ッッ!!?」


そうした途端、身体がビクンと跳ね、全身に甘い痺れが走った。
汗とシャンプーと、それから唯先輩の甘い匂いが混ざったような、そんな匂いが肺の中に充満していく。
その匂いを嗅いでいるだけで、私の脳は蕩けていき、お腹の下のほうがキュンと熱くなっていく。


「すぅー!…んんっ!…せんぱいの…におい…はぁ、ふぅー…はぁ…いい、におい…」


焼けるような熱が下半身を襲う中、私は一心不乱にその匂いを嗅ぎ続けた。
唯先輩の、私の大好きな人の匂いを。止めようと思っても、もう止められない。
もはやそれは一種の媚薬、いや麻薬といってもいいかもしれない。
その麻薬は、まるで唯先輩に抱きしめられているような、そんな感覚を私に与えてくれた。
私の心を優しく包みこみ、ギュッと抱きしめる…そんなぬくもりを全身に感じる。

――幸せだった…。


「ゆ、い…せん、ぱい…」


股間の熱がピークに達していた。
もどかしいような、切ないような気持ちで、堪らず私は、太ももを擦り合わせた。
しかし、それではさらに切なさが増しただけで、なんの解決にもなっていなかった。


「ふー!…ふー!…」


いつのまにか私は、股間に手を伸ばしていた。
ただただ切ない部分を慰めようと、一番熱を持ったその場所に指先を伸ばしていた。
そして指先がその場所に触れた瞬間。

くちゅっ…


「ふぁぁっ!?」


途端に、股間を通して全身に電気が駆け巡る。
ビリビリっとした電気はやがて脳にまで届き、私にいやらしい喘ぎ声を上げさせる。
私のそこは、すでに粘り気のある液体で濡れており、ショーツの真ん中にシミを作っていた。


「…最低…変態…」


思わずボソッと呟いていた言葉。
それは自分自身に対して向けられた言葉だった。
唯先輩の匂いを嗅いで、エッチな気分になって、恥ずかしい所まで濡らして
そんな嫌らしい自分に、心底嫌気がさす。


「ふぁ、んはぁ、んんっ!…いい、いいよぉ!…ゆいしぇんぱぃ…!」


しかしそう頭で考えていても、指は蜜で濡れた部分を擦り続けていて、頭の中ではすでに唯先輩を犯していた。
くちゅくちゅと嫌らしい音が私の股間から響いてきて、その音がさらに私の欲情は駆り立てる。
枕はすでに私の垂らした涎で大きなシミを作っていた。
枕に顔を押し付けた四つん這いの格好のまま、枕の匂いを肺いっぱいに吸い込み、それに合わせて股間に這わせた指を上下になぞる。
下着はどんどん蜜を吸っていき、蜜で濡れた指はねちゃっと糸を引いていった。
くやしいけど、すごく気持ちよかった。気持ちよすぎて死んでしまいそうだった。


「ふぅー…ふぅー…足りない、こんなんじゃ足りないよぉ…」


人間というのは欲深い生き物で。
私はだんだん、下着越しでは我慢できなくなってきた。


(…も、もし直にアソコに触れたら…)


その先の事を想像した瞬間、性器からさらに蜜が溢れてくる。
この時の私は、もうじき唯先輩がここにやってくることすら忘れていた。


「…ゴク…ふー、はぁー…」


唾を飲み込んで、下着に這わせた指をもぞもぞと動かした。震える指で下着をずらしていく。
それから、蜜でビショビショになったワレメに触れようとしたその時――



「あ、あの…あずにゃん?…何、してるの?」



「――ッ!?」


突然した声に、私は瞬時に現実に引き戻される。
あんなに火照っていた顔は一気に冷めて
さっきまであれほど暴走していた頭は、すでに以前の冷静さを取り戻していた。

私は慌てて勢いよくベッドから飛び跳ねると、その聞きなれた声のした方に顔を向けた。
その先には…私の良く知る、見慣れた顔があって…。


「ゆ、ゆい…せんぱい…い、いつの間に…?」

「え、えと…たった今、なんだけど…」


唯先輩は、お菓子と飲み物の乗ったお盆を手にしたまま唖然と立ち尽くしていた。


(そ、そんな…唯先輩が入ってきた事すら気付かないほど夢中になってたなんて…。は、早く何か言い訳をッ! このままじゃ私、唯先輩に嫌われちゃうよッ!)


私としては、「唯先輩に嫌われる」と言う事だけは何としても阻止したかった。
本当なら嫌われて当然の事をしているのは分かってる。こんな事を考える資格すらないのだ。
でも、唯先輩に嫌われたまま生活するなんて、そんなの絶対耐えられない。
そんな事になったらもう…死んだ方がマシだった…。


「え、えっとですね! こ、これは…そ、そう!ちょ、ちょっと眠くなっちゃってですね、少し横になってたんですよ!」


ものすごい苦しい言い訳だった。これは流石にもうダメかも。
今のうちに念仏でも唱えていた方がいいかもしれない。

…と、持ったんだけど予想外の事が起こった。


「あ、そ、そうだったんだ…じゃぁ仕方ないね!」

「は、はい!そ、そうなんですよ!」


唯先輩は、私を咎めるような事はせず、話を合わせてくれたのだ。
何故?…とは少し思ったけど私としてはありがたかった。ちょっと情けないけど…。

しかし、唯先輩もそれは言い訳だと分っているはず。
そんな事は、頬を赤く染めて目を逸らした態度で何となく分ってしまう。
その顔を見るに、さっきの私の痴態は完全に見られてしまったのだろう。
そうだと言うのに、唯先輩は私を咎めない。
普通は怒られたり、軽蔑されたりとか、色々あるんじゃないだろうか。

そんな事を半ばボーっとしながら考えていると、突然唯先輩から声をかけてきた。


「あ、あの…それでその…」

「は、はい…な、なんですか…?」


突然声をかけられたせいか、声が裏返ってしまう。


「その、ね…それはいいんだけどね…?」


唯先輩はバツの悪そうな顔でチラチラと私に目を向けている。
まるでこれから言い難いことを口にしようとしているみたいに。
そして意を決したのか、俯き加減だった顔を上げると、私を見据えてこう言った。


「そ、その!…あ、あずにゃんが手に持ってるのって…私の…パンツ?」

「へ…?」


先輩のそのご指摘に、私はゆっくりと自分の手に目を向けた。
力強く握られたそれは、唯先輩のショーツだった。
さっきポケットから取り出したとき、そのまま手に持っていたんだった。
それに自慰に夢中になっていた時も、片時もそれを手放さなかったのだ。

――す、すっかり忘れていた…。


「こ、これはッ…そのッ…!」

「…あ、あのね…い、いいよ?」

「は、はい? な、何がですか?」


な、何がいいんだろうか?

唯先輩が何を言っているのか全然分らない。
しかし、そんな私の心情などお構いなしに、唯先輩は爆弾を投下した。
それを避けるすべなど、今の私は持ち合わせていなかった。


「…ほ、欲しいなら、あげるから」


さすがにそのセリフは恥ずかしかったようで、唯先輩は頭から、しゅ~っと煙を噴いていた。


「な、何言ってんですか!わ、私は別に…」


一瞬、「マジでくれるのッ!?」…とか思っちゃった私。
自分自身にデンプシーロールをかましてやりたい気分だった。
しかも、やっとの事で持ち堪えた私に、唯先輩は爆弾だけでは飽き足らず、核ミサイルを撃ち込んできたのだ。
今度こそ、完膚なきまでに、私を抹殺するために。


「…そ、それとも、脱ぎ立ての方がいいのかな? それだったら、今穿いてるのを…」


唯先輩もどこか暴走気味だった。


「~~ッ!?」


私の目の前で、唯先輩はストッキングに手をかけ、スルスルと脱いでいく。
そしてストッキングを脱ぎ終わったと思った次の瞬間には、パンツに手を掛けていて
そんな唯先輩を黙って見つめていた私は、すでにパンツを貰う気満々だったのかもしれない。

唯先輩はパンツを脱ぎ終わり、そっと私に差し出してきた。
その顔はすでに、熟したリンゴのように真っ赤に染まっていて。
そして、唯先輩は最後の言葉を言い放った。
それは私にとって止めの一撃になったのは言うまでもない。


「はい…あずにゃん…あげる」


そう言って、手に持ったパンツを私に差し出してきた。
そこから先の事は、実は私もよく覚えていない。
気付いた時には自分の家に居て、どうやって家に戻ってきたかすら覚えていなかったから。


しかし、ただ一つだけ確かな事があった。
私の手には、生暖かいショーツが握られていた。
それは唯先輩が差し出してきた脱ぎ立てホカホカのショーツで…。


そして…私が真性の変態であることの証だった。


…orz




おしまい



【あとがき】
あずにゃんが変態化したお話でした。
あずにゃんは唯先輩が大好きで大好きでたまらないってことですね。
しかも匂いフェチw大好きな人の匂いなら堪らないってことです。

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

[ 2010/05/14 01:56 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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