とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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唯梓SS 『とあるツンデレと嘘発見器』

※追記からどうぞ!



毎日部室に集って、お茶をして、お菓子を食べて、練習をする…。
そんな代わり映えのしない毎日が続いていて。
そろそろ何かが起こってしまうんじゃないかと思い始めていたある日。
それは何の前触れも無くやってきた。


 ◇


「おーす!みんな揃ってるかー!」


バターン!というけたたましい音を立てて部室のドアを開いたのは
我らが軽音楽部の部長、田井中律先輩だった。
いつも思うことですが、出来ることならもう少し静かに入ってきてほしい。
ホントに驚くから…。飲んでいた紅茶を吹き出してしまいそうです。

律先輩はテーブルに全員揃っていることを確認すると、ニヤリと笑みを浮かべてズンズンこちらに向かってくる。
その笑みはまるで新しいおもちゃを見つけたような子供みたいで。
とても嫌な予感がした…。


「…まったく、もう少し静かに入って来れないのかお前は…」
「あはは、まーまーそんな怒んなって」


そう言って「やれやれ…」と溜息をついたのは澪先輩。
軽音楽部が誇るベーシストだ。
律先輩の幼馴染にして腐れ縁。
十数年続いている関係は、今や親友というより長年連れ添った夫婦に見えなくもない。
さすがはリズム隊といったところだろうか。その関係は少し羨ましい気がする。
しかしこれを言うと、ムギ先輩は口の端を歪めてこう言うのだ。


『あら? それは唯ちゃんと梓ちゃんだって同じじゃない。うふふ♪」


何を言ってるのかさっぱりだった。まったくもって分らない。
ええもう、何を言ってるんでしょうねムギ先輩は。
どうやら頭のネジが一本飛んでしまっているようだ、この先輩は。

私と唯先輩は別に何でもない。先輩後輩の関係でしかない。
それは誰から見ても明らかだろう。
それなのにムギ先輩ときたら、やれタチだの、やれネコだの、挙句の果てにはリバだのと。
意味の分からない事をぶつぶつ呟いている。
それこそ毎日のように。

そんなムギ先輩は、律先輩がドアを破壊せんばかりの音で入ってきても眉1つ動かさない。
それどころか相変わらずのおっとりぽわぽわな笑顔で空のコップに紅茶なんぞを注いでいる。
…さすが大物というかなんというか。
琴吹家のご令嬢は、私達一般人とは一味も二味も違う。
ムギ先輩が驚いているところを一度でいいから見てみたい気がする。


「あら? 唯ちゃんと梓ちゃんがちゅっちゅしてればそれだけで驚くわよ?」


…お願いですから心を読まないでください。と心の中で呟いておく。
声に出すとまたあらぬ反撃を受けそうだし。こういう場合は何も言わないに限る。
しかしまあ、ただ言われるだけなのもあれなので、ジト目で睨んでおいた。ジトーっと。
そんな私の視線に、ムギ先輩は一瞬肩をすくめる仕草を見せる。
何食わぬ顔なのが実に頭にくる。やれやれだまったく…。

そもそも何でムギ先輩はこんなに私と唯先輩との事を勘ぐるんだろうか。
全然、まったく、これっぽっちもムギ先輩が期待するような事はないのに…。
ええ、本当に何もありませんとも。あってたまりますかこのバカヤロー。

その話題の唯先輩と言えば、黙ってもくもくとケーキを頬張ってるし。
こんなだらしない人なんて誰が好きになるものか。
私のタイプはもっとしっかりとした人なのだ。


「あれ~りっちゃん、それなーにー?」


そんな私のタイプとは正反対な唯先輩は、何か気付いたように律先輩の手を見ると、そう言った。
先輩のその言葉に、私や澪先輩、ムギ先輩までもが律先輩の手に集中した。
ホントだ。何か持ってる。形状は小さな箱型。
でも、分かるのはここまでだった。


「ふふふ、さすがは唯隊員! いい所に目を付けたな! 褒めて使わそう!」
「はは~! ありがたき幸せ~!」
「アホか…。で、律…それ何なんだ?」
「そうね、箱みたいに見えるけど…」


律先輩と唯先輩のコントじみたやり取りを一蹴し、澪先輩が尋ねた。
ムギ先輩も気になっているのか、紅茶を注ぐのをやめて首をかしげている。
かくいう私も少し気になっていた。
ただまあ、何故か嫌な予感がしたので、関わりたくないっていう気持ちもあったけど…。


「ふふ~、いいかぁ。聞いて驚け! 何とこれは"嘘発見器"なのだ!」


じゃーんっとテーブルのど真ん中にその箱状の物を置き、そう言った。


「うそはっけんき?」


唯先輩が人差し指を口元に当て、疑問符を浮かべながらジーっとその物体を見つめている。
その箱状の物体は、よく見ると端子のような線が付いていて、箱の部分にはアナログメータまで付いている。
確かにこうして見ると、本物の嘘発見器と言われても信じてしまいそうになる。
が、しかし――


「…嘘発見器って…これってこの前買い物行った時、おもちゃ屋で買ったやつじゃないか…」
「うん、そうだけど。あの1000円で買ったヤツな」


澪先輩が言うにはどうやらおもちゃ屋で買ったおもちゃの嘘発見器のようだ。
しかも値段は1000円って…なんか一気に胡散臭いものに変わりましたよ。


「なんでそんなの買ったんですか…律先輩…」
「んー、何か面白そうだったし。それに安かったしな! にしし♪」
「あらあら…」


安いからって、そんな信憑性の薄いものに手を出すなんて。
あのムギ先輩ですら苦笑気味だ。


「うわ~♪ 何か面白そう! ねぇねぇりっちゃん! 私それやってみたい!」
「おっ! 唯やるか。じゃーまずは唯から試してみるか」
「唯からって…もしかして唯先輩以外にも試す気なんですか?」
「当たり前だろ? そのために持って来たんだし」


はぁ…やれやれ…。困ったものです…。


「じゃーまずさっそく。えーっと説明書によるとだな…まずはこの端子を指につける」
「ほうほう」


唯先輩は律先輩の説明通り、線の先端にある端子を指に挟む。
うーん。おもちゃと分かっていても、結構本格的だなぁ。


「で、これから言う質問に対しては必ず『いいえ』で答えるんだ。そうすると、指先からの微量な発汗をセンサーが感知して、嘘かホントか分るんだって。簡単に言うとだな、嘘をついてるとこのメーターの針が触れて、ブザーが鳴るようになってるってわけ」
「へー!すごいんだね!」
「おう!すごいんだぞ!」


なんだろう。ますますもって本格的だ。
本当におもちゃなんだろうか?
澪先輩も真剣な顔で様子を伺っている。
ムギ先輩もしかりだ。


「じゃーまず、反応するかどうかやってみるか。えーと、そうだな…」


うーん…と腕を組みながら質問の内容を考えている律先輩。
別に悩む事でもないような気がするんだけどな。
反応するかどうか見るだけなら、簡単な質問でいいはずだ。


「よし!じゃーいくぞ。……『唯は甘いお菓子が嫌い?』」
「いいえ!」


シーン…。

唯先輩は元気一杯に言ったけど、ブザーは鳴らない。針も振れてない。
どうやら本当の場合は異常がないようだ。
唯先輩はお菓子が好きで好きで堪らないはずだし。

律先輩はその結果に満足げな顔を見せると次の質問を言った。


「えーと……『唯は軽音部のみんなが大好きですか?』」
「いいえ」
 

ピー!

反応した。針の方もきちんと振れている。
ていうことはそれは嘘だって事で。
唯先輩は軽音部のみんなが大好きってことになる。

どうやら中々優秀な嘘発見器のようだ。


「へぇ~」
「まぁ!」


それに驚いたのは澪先輩とムギ先輩だった。
さっきまで半信半疑のようだったけど、反応したのを見ると驚きの声を上げた。
もちろん驚いていたのは2人だけじゃない。私だって同じだ。
まさかただもおもちゃだと思っていたものが、きちんと反応するなんて誰が思うだろう。
しかしまあ、売り物として出されているのだから、それなりに作りはしっかりしているのかもしれない。


「にしても律先輩…。その質問はさすがにどうかと思いますよ。もしここで反応しなかったら、空気が死にます」
「あはは♪ まあまあ、結果的にはちゃんと反応したんだからいいじゃん!」


律先輩は全然悪びれていないようで、無邪気な笑顔を見せている。


「あの~私も唯ちゃんに質問してみてもいいかしら?」
「あ、私もいいか?」


何だかんだで、ムギ先輩も澪先輩もノリに乗ってきたようだ。
じゃあ折角だから、私も唯先輩に質問してみよう。


「じゃあ誰からやる? やっぱりムギからか?」
「あ、私は最後でいいからお先にどうぞ~。うふふ♪」


言いだしっぺなのだからムギ先輩から最初に質問するかと思われたのに…不思議だ。
もしかして何か企んでる? 何だかムギ先輩の笑顔を見ているとそう感じて仕方がない。
まあ結果から言えば、私の予感は見事的中してしまった。


私と澪先輩が無難な質問で順番を終え、ムギ先輩の出番がやってきた。
ムギ先輩は唯先輩の目を見つめると、ニッコリと微笑むと質問の内容を唯先輩に告げた。


「えーそれでは、私からの質問です。……『唯ちゃんには恋人がいる?』」


な、なんて質問してるんですかこの人は!?


「っ…ムムム、ムギちゃん!? な、何その質問!?」


さすがの唯先輩もその質問には驚きを隠せないようで、狼狽している。


「うふふ、ダメよ唯ちゃん。唯ちゃんは今『いいえ』しか答えちゃダメなのよ?」
「そ、それは…でも…」


唯先輩は頬を赤らめて、私の方をチラチラ見てくる。
何故そこで私を見てくるんですか。こっち見ないでくださいよ。
別に唯先輩に恋人がいようがいまいが、私には全然関係ないんですから。


「梓ちゃん…。すごく気になるのは分るんだけど…貧乏揺すりはしない方がいいわよ? さっきからテーブルがカタカタカタカタ振動してるわ」


は?何言ってるんですか?
別に貧乏揺すりなんてしてませんよ?
これはただリズムをとってるだけです。これでもリズムギター担当ですから。
いつでもどこでも練習は怠れません。


「あらあら…。それじゃあ唯ちゃん、もう一度だけ質問するわね?……『唯ちゃんには今、恋人がいる?』」
「……い、いいえ」


シーン…。

反応しない…。
という事はどうやら唯先輩には今現在、恋人と呼ばれる存在はいないようだ。
なるほど、そうなんですか。別にどうでもいいことですけど。


「あら? テーブルの振動が消えたわ。もう練習は終わりなの? 梓ちゃん」


とりあえず、無言でムギ先輩を睨んでおいた。


 ◇


それから。
何度かの質問の後、唯先輩の出番は終わった。


「よーし! じゃあ次は梓の番な!」
「なっ…何で私なんですか」
「えーだって、こういうのはまず後輩からやってくもんだろー」


どういう理屈ですか…。
こんなのに先輩も後輩も関係ないじゃないですか。まったく。
まあいいです。こんなのさっさと終わらせて、部活を始めないと。
こんな事ばかり続けてるから練習が疎かになってしまうのだ。


「分りましたよ…。やりますよ、やればいいんでしょう」


私は「はぁ…」と溜息をついて、端子を指に挟んだ。
しかし私はこの時見逃していた。いや、見逃さざるを得なかった。
私の背後で、ムギ先輩がニヤリと口を歪めていたことを…。


「よーし準備はいいな!…うーん、まずはそーだなぁ……『梓は"あずにゃん"っていうあだ名を実は気に入っている?』」
「~~っ!?」


な、何て質問するんですか!そ、そんな恥ずかしいこと!
べ、別にあずにゃんなんて不本意なあだ名、好きでも何でもありません!
ぜんぜん!これっぽっちも!それを今から証明してやるです!


「いいえ…」


ピーー!!

これ、壊れてるんじゃありませんか?
鳴ってますよ? 鳴っちゃってますよ?
ホントなら鳴るはずないのに。嘘ですよこんなの。
だから唯先輩、「あずにゃん…」とか呟きながら熱い目でこっちを見ないでください。
それからムギ先輩、その嫌らしいニヤニヤした笑みをやめて下さい。
正直、イラっとします。


「ねぇりっちゃん。今度は私からいくつか梓ちゃんに質問があるんだけどいいかしら」
「おう。どんどんしてやってくれ」


律先輩の肯定の言葉に、いっそう邪悪な笑みを浮かべ「う~ん…」と考えるフリを始めるムギ先輩。
っていうか、さっきいくつか質問したいって言ってたじゃないですか。
それなのに考え込むなんて怪しすぎる。実はもう質問する内容決まってるんじゃないですか?
くっ…な、何かすごく嫌な予感がする。
ま、まさか…さっき唯先輩にしたような質問をするんじゃ…。


「じゃあいくわよ梓ちゃん」
「は、はい…お手柔らかに…」


無駄かもしれないけど一応言っておく。


「えー……『梓ちゃんには好きな人がいる? もちろんラブの意味で』」


嫌な予感は今まさに的中した。
ダーツで言えば100点満点のど真ん中だ。
唯先輩にした質問内容とは若干違うけど、まあ同じようなものだ。

だけどまあ、こんな質問くらい私にはどうってことはない。
別に、私には好きな人なんていないし。しかもラブの意味だなんて…。
こんな質問ごとき、なんてことはありません。
「いいえ」って答えれば無反応が返ってくること間違いなしです。



「いいえ」



ピーーーー!!!


「何でですかっ! おかしいですよこの機械! 嘘ついてます絶対!」
「あらあら嘘発見器は嘘はつかないわよ」
「私は断固として信じませんっ!」


だ、ダメだ…この嘘発見器は絶対故障している。
きっと唯先輩を最後に壊れてしまったのだ。
そうでなきゃ、反応なんてするはずなんてないもん。

わ、私、好きな人なんていないもん!


「そ、そっか…あずにゃん好きな人いるんだ…」


ん?ちょっと唯先輩?
どうしてそこで頬を赤らめて顔を逸らすんですか?
ていうか勘違いしないでくださいよ?
唯先輩の事が好きとか、そんなの天地が引っ繰り返ったって絶対ないんですからね?



「じゃぁ次の質問ね。……『梓ちゃんの好きな人は、実はこの軽音部内にいる?』」
「あの…ムギ先輩。何だかどんどん真相に近づいてきてませんか?」
「あら何の話? だって梓ちゃんに好きな人なんていないんでしょ? だったらいいじゃない」
「そ、それはまあ…そうですね…」


た、確かにムギ先輩の言うとおりだ。
どうせこんなの機械の故障に決まってるんだもん。
ここで反応したからって大騒ぎするほどじゃないよ。



「い、いいえ」



ピーーーーーーーーー!!!!!


さっきよりも大きい音でブザーが鳴り響いた。
メータの針もMAX手前まで来ている。


「べ、べべ、別に反応したからって、どうってわけじゃないもん! こんなの絶対嘘なんだもん!」
「そうね。梓ちゃんの言うとおりね。うふふ…」


お願いだからそのニヤケ面をやめて下さい…ムギ先輩。
さすがの私も怒りますよ?
その沢庵をむしり取ってやりますよ?


「と、ところで唯先輩…どうしてそんなに顔を真っ赤にして、モジモジしてるんですか?」
「えっ!…べ、別になんでもないよあずにゃん! き、気にしないで!」


私に突然話をふられ、顔の前でパタパタと手を振る唯先輩。
恥ずかしがっているのを隠したいようだ。何で恥ずかしがってるのか全然分らないけど…。
何ていうか小動物みたいでちょっと可愛……いくない。
そう、可愛くないのだ。絶対そうだ。そうに違いない。それ以外考えられない!


「さてと、それじゃそろそろ次の質問に行くわよ梓ちゃん」
「あ、あの…いつまで質問続けるつもりなんですか?」
「大丈夫よ。あと2回だけだから」


どうやらもうムギ先輩の質問内容は決まっているようだ。
これはもう覚悟を決めていくしかないのかもしれない。
逃がしてくれそうもないし、こうなったらもうどうにでもなれだ。

どーせ、この嘘発見器はもう故障してるんだから。
気にしたってしょうがない。


「おほん!…ではまず最初の質問から。……『梓ちゃんの好きな人は…実は澪ちゃん?』」
「ええっ!?」


ムギ先輩のその質問に、澪先輩は驚愕の表情を浮かべ、慌てふためいている。


「むー…」


あの…ていうか唯先輩。お願いですから睨まないでください。
まあ全然迫力なくて恐くないですけど…。
ぷくぅーっと膨らませたほっぺはまるでハムスターみたいでちょっと可愛……いくないんだってば!だから!

これ以上唯先輩に勘違いさせるわけにもいかない…。
そうだ!ここで嘘発見器が反応してくれれば万事解決ではないか。
今までの質問は全部鳴ってたし、今回も絶対鳴るはずだ。
どうせこの機械壊れてるんだし。絶対。

私は一度、すぅ…はぁ…と大きく息を付いて口を開いた。



「いいえ」



シーン…

全く鳴らない。鳴る気配すらない。


「な、何で鳴らないんですかッ! さっきまで景気よく鳴ってたのにッ! これは一体誰の陰謀ですかッ!」
「あらあら。鳴らないって事は梓ちゃんの好きな人は澪ちゃんじゃないのねー? う~んじゃあ一体誰なのかしらぁ~」


嘘発見器の結果に、澪先輩はホッとした安堵の表情を浮かべていた。それに何故か律先輩も。

まあ、そんな事は今は置いておこう。それより考えなければいけないのは自分の事だ。
…やばい。これは本格的にやばくなってきた。どうしたらいいんだろうか?
このままじゃ絶対ムギ先輩は答えに辿り着く。辿り着いてしまう。
いや違う…この人は、ムギ先輩はすでに分っていてやっているのだ。


(そっか…それでさっき澪先輩の事聞いてきたんですね…)


最後の質問の前に嘘発見器が正常に作動していることを見せ付けたかったのだろう。
この人は私を困らせて楽しんでいる悪魔に違いない。


「くっ…この悪魔め…」
「うふふ…♪ 悪魔でいいわよ…悪魔らしいやり方でお話聞かせてもらうから…」


ムギ先輩はどこかで聞いた事のあるようなセリフを吐き捨てると、コンコンと嘘発見器のボディを指で小突いた。
まるで、嘘発見器が全てを教えてくれると言わんばかりに。


「それじゃあ…最後の質問よ梓ちゃん」
「うぅ…」
「もう、そんなに嫌そうな顔しなくてもいいじゃない。大丈夫よ、すぐに済むわ」


何がすぐ済むんですか!
私の死刑執行ですか!


「ふふ…えーそれでは最後の質問です。……『梓ちゃんの愛しい愛しい、それこそチューしたくなっちゃうくらい大好きな相手…それは平沢唯ちゃんである』」



……。



「……い、いいえ……」



ビーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!


今日一番の大音量を響かせた嘘発見器という名の悪魔の産物。
見れば、アナログメーターの針はすでに振り切っていた…。


 ◇


それから後の事を少しだけ語ろう。
あれからというもの、唯先輩のスキンシップが一層激しくなった。
それはもう情熱的なスキンシップで、放っておくと手が胸にいったりスカートの中に入り込んだりと、とても大変である。
しかしそれは他の皆さんがいる時だけ。
何故か2人きりになると途端にしおらしくなり、目と目が合うだけでポッと頬を赤らめるのだった。

いったい唯先輩に何があったんでしょうね?
私は全然これっぽっちも理由が分かりません。分るはずがありません。分りたくもありません。

だから私はいつも通り貴女に接するだけです。
ただ淡々と、いつも通りの対応をとってやればいいだけです。


「あ~~ずにゃんっ! ぎゅぅ~!!」
「にゃっ! も、もう…苦しいですから離れてください!」


え?嘘発見器?何それ美味しいの?




おしまい




【あとがき】
一度やってみたかった嘘発見器ネタです。
嘘発見器は梓にこそ使って欲しいですよね。
そうすれば梓が唯をどう思ってるか分るわけですし。
素直になれない狼少女にはやっぱりコレでしょうw

では最後まで読んでいただいてありがとうございました!

[ 2010/05/07 00:32 ] 未分類 | TB(0) | CM(1)
あずにゃん可愛い^^
[ 2010/09/04 19:03 ] [ 編集 ]
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