とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

唯梓SS 『きっかけは偶然? それとも――』

※拍手お礼ss2

※追記からどうぞ!





珍しく2人きりの部活中にそれは起こった――


「いったーいっ!」


ギー太を弾いているとふいに指先に痛みが走った
おそるおそる見てみると、人差し指に赤い線が入っていて
そこからはぷっくりと血が滲み出ていた


「ど、どうしたんですか唯先輩!」
「んー…、弦で指切っちゃった…」


駆け寄ってきたあずにゃんに切れた指を見せると
あずにゃんは苦い顔を見せる


「うわ…、痛そうです…」


最初の頃とは違って、最近では指が切れることなんてなかった
何度も何度も弾き続ける内、指先の皮も固くなってきて
やっと「ギターを弾くための指」に変わったと思ってたのに…
まだまだ練習が足りないってことなのかな?


「うん…、ちょっと痛いかも…」
「は、早く消毒して絆創膏はらないと、ばい菌入っちゃいますよっ」


何故か怪我をした私よりもあずにゃんの方が慌ててる
それが何だか可笑しくて、私はぷっと吹き出してしまった


「あはは、あずにゃん慌てすぎだよー」
「な、何言ってんですか! あーもうっ! ちょっと手貸してください!」
「ふぇ?…ほい」


あずにゃんが私のことを本気で心配してくれているのはわかってる
あずにゃんっていっつもそうなんだ
どんな些細な事でも、私に何かあると本気で心配してくれる
それが嬉しくもあり、何だかちょっとくすぐったいんだよね

私は言うとおり手を差し出した
あずにゃんは私の手を取ると、血が出ている部分をじーっと凝視する
その表情は真剣そのものだ


「えーと…、あずにゃん?」
「…」


呼んでも返事がない
ただ、じっと私の指を凝視するだけ


「…」


一体何がしたいだろう…
もう一度あずにゃんに話しかけようと口を開いたと同時に
あずにゃんは行動を起こした

ぱくっ!


「あ、あずにゃんっ!?」
「はむ…ちゅ…ぺろ…」
「あぅ…ふ…」


突然の事で驚いた
あずにゃんは私の指をぱくっと加えたのだ
驚きのあまり大声を上げ、反射的に指を引き抜こうとしたけどできなかった
なぜならあずにゃんは、その小さな舌で猫みたいにチロチロと傷口を舐め始めたから
生暖かくて、ざらざらした舌が私の指に這うたび、全身から力が抜けていき、されるがままになってしまう
こうなってしまったらもう、あずにゃんの独壇場だ


「あ、あずにゃ…ふ…ン…はぁ…」


あずにゃんの舌が傷口を刺激するたび、私は艶のある声を上げてしまう
ピリピリした刺激が、ちょっと気持ちよかったから


「…ほうほっとでふはら…、はまんひてふらはい…、んちゅ…ちゅっ…れろ…」


たぶん「もうちょっとですから、我慢してください…」って言ったんだと思う
私はだんだんイケナイ気持ちになってきていた
もうやめて欲しいって気持ちと、もっとして欲しいって気持ちが私の中でせめぎ合う
空いた手で胸を押さえると、バクバクと心臓がなっている


「…はぁ…はぁ…」


いつの間にか息まで荒くなっていて…
そんな時、あずにゃんがチラッと上目遣いで私の顔を見つめる
もちろん指を咥えたまま
それはまるで私の反応を楽しんでいるような表情だった
…私の勘違いかもしれないけど


「…ちゅぱっ…ちゅ…」
「んっ…はぁ…んっ」


あずにゃんはさらに強く私の指を吸ってくる
ちゅぱちゅぱといやらしい水音を立てながら
私を見つめるその瞳にも、何だか妖しい光が宿ってきた気がする

私はもう限界だった
全身が茹ったように熱を帯び
心が、身体が…私の全てが、あずにゃんを求めていた


「あ、あずにゃんっ…わ、私…もうっ…」


私は快感に身を委ねようとした
でもその瞬間――


「んっ…ぷはっ…ふぅ…はぁ…」


あずにゃんの口は私の指から離れていた


「ぁ…」


どうして…?


「…血は止まりましたね…、ん? どうしたんですか唯先輩?」


ずるい…
ずるいよあずにゃん…




「まあいいですけど…、じゃあ私、保健室に行って絆創膏貰ってきますね?」


あずにゃんは踵を返し、私に背を向ける
でも私はそれを許さない
両腕を伸ばし、背中からあずにゃんをぎゅっと抱きしめた


「先輩?」


行って欲しくなかった
ちゃんと責任とって欲しかった
こんな気持ちにさせたあずにゃんに…


「あ、あの…あずにゃん…」
「…何ですか」


あずにゃんは抱きしめられたまま、私の言葉を待っていた
その間、決して私の腕から逃れようとはしない


「えと…だから、その…」


どうしたらいいか分からない
何て言ったらいいか分からない
私は一体何をあずにゃんに求めているんだろう

さっきみたいな事?
それとも――


「うーんと…その…」
「はぁ…ちょっといいですか唯先輩」
「え…?」


あずにゃんは私の腕から離れると、私の方に向き直り、じっと私の目を見つめた


「あ、あずにゃん…?」
「はぁ…ホント唯先輩ってヘタレですね」
「へ、ヘタレっ!?」


ひ、ひどいよあずにゃん…


「ちゃんと言葉にしないと、伝わるものも伝わりませんよ?」
「うぅ…」
「…して欲しい事、あるんじゃないですか?」
「っ!」


まさかあずにゃん、分かっててあんな事したのかな
私がもうあれだけじゃ我慢できなくなってた事も…


「図星ですよね? 分かってるんですから。…で、何をどうして欲しいんですか?」
「えと…その、分かんない…」
「え…?」
「だ、だからそのっ! あずにゃんの好きなように…して欲しいなって…」
「…」
「…あ、あずにゃん?」
「いいんですか、そんな事言って? そんな事言われたら私、止まりませんよ?」


あずにゃんのその言葉に
私はこれからの事を想像して顔がポッと火照る
恥ずかしい気持ちもあったけど、今の私には頷く以外の選択肢は存在しない


「イヤって言っても、止める気ありませんからね?」
「イヤなんて…言わないよ…私、あずにゃんと――」


この後、何があったかは言わないでおくけど
あずにゃんって結構ワイルドなんだなって分かった
あれはネコっていうよりトラって感じだったなぁ




END

[ 2010/03/29 19:53 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。