とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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ゆいあず!シリーズSS EP17『でっど・おあ・あらいぶ!―イチャイチャ禁止令発令!― 前編』

※追記からどうぞ!


お昼休みの音楽室。
そこには3人の乙女達が真剣な表情で顔を見合わせていた。
そこに穏やかな雰囲気はない。
まるでこれから戦場に赴かんとする武将のようにも見える。


「さて二人とも、まずはコレを見て欲しい。何を隠そうコレが今日の議題だ!」


別に全然隠していないのだが、ドドンっとホワイトボードに書きなぐられた一文には“第10回ゆいあずイチャイチャ対策会議”と書かれていた。
もちろん議題の中心である唯と梓はこの場にはいない。
この会議は二人を除いたメンバーが秘密裏に開いた対策会議だった。


「お、オデコ司令!そ、それは…」
「いつ10回もやったんだ!今回が初めてだろ!…ていうかムギ、何だよそのオデコ司令って…」


我らがけいおん部が誇る恥ずかしがり屋のベーシストが的確な突っ込みを入れる。
がしかしここで黙っていないのがけいおん部部長もといオデコ司令だ。


「口を慎みたまえ肉まん二等兵!こういうのは気分が大事なんだよ、気分が!…それとムギじゃなくて沢庵軍曹と呼びたまえ肉まん二等兵!」
「うふふ…♪」


オデコ司令の言葉に瞳を光らせ妖しく微笑む沢庵軍曹。
心なしか沢庵――もとい眉毛も何時もより太く見える……ような気がする。


「た、沢庵って…そ、それになんで私が肉まん二等兵なんだよ!なんだよ肉まんって…私全然関係ないじゃないか!」

「はぁ?何言ってんだよ。付いてるじゃん、そこに美味そうなのが二つ…」


オデコ司令は肉まん二等兵の胸を指差す。


「んなっ!?」


さすがの二等兵も司令の言いたいことが理解できたのか、顔を真っ赤にして胸を両腕で覆った。


「な、何バカな事言ってんだよ!セクハラだぞそれは!」
「ふふふ、でもこれ以上無いネーミングよね~♪
「む、ムギ…お、お前まで…」


沢庵軍曹もオデコ司令のネーミングセンスに意義を唱えることもなく乗り気だ。
こうなっては肉まん二等兵も諦めるしかなく、トホホっと完全にうなだれた。


「おほんっ!…え~、では気を取り直して。早速今回の議題である唯と梓のイチャイチャの件だが、まずは沢庵軍曹…独自の調査結果を報告したまえ」
「はい司令。え~と、まずはこれを見てください」


沢庵軍曹はポケットから数枚の写真を取り出すとテーブルに置いた。


「こ、これは…!」
「ひゃっ…す、すごっ!」


そこに並べられた写真は、微笑ましいものから、目を覆いたくなるような過激なものまで多種多様にそろっていた。
そしてそんな写真の中からオデコ司令はある一枚の写真を手に取る。


「あ、あれ?…これって唯の部屋だよな?」


そこに写された写真は唯の部屋で、今まさに二人が“禁則事項”に身を投じようとしている瞬間の写真だった。
ここでの禁則事項がなんなのか、それを聞いてはいけない。
ただ一ついえる事があるとすれば、肉まん二等兵なら確実に気絶モノだということだ。


「ど、どうやって撮ったんだよム…沢庵軍曹!」


真っ赤な顔で写真から目を外し、沢庵軍曹を問い詰める肉まん二等兵。
しかし二等兵…写真を見ないようにしているのはわかるが、そ~っとチラ見しているのはいかがなものかと。


「あらあらあらあら♪」
「ま、まさか盗さ――!」
「まあまあまあまあまあ♪」


軍曹の迫力満点ニコニコ笑顔で、二等兵の言葉は途中で遮られた。
一体どういう事なのか――それは軍曹にしか分からない。
……マリア様もとい沢庵様が見てる。


「…ま、まあそれは気にしない方向で。…それで本題はこの写真だ」


これ以上聞いてはいけないと感じた司令は次の写真を提示した。


「これは…
「部活中ね。ティータイムじゃなくて正真正銘練習中の」


さすが軍曹。自分の撮った写真がいつの物かちゃんと把握しているらしい。
そこに映された写真は、練習中にもかかわらず、抱きしめ、見つめあい、そしてマジでキスする5秒前な写真だった。他にも練習中にイチャイチャしている写真が数枚存在していた。
というかイチャイチャ以前に練習中にこんな写真を撮っている沢庵軍曹に何故だれも疑問に思わない?


「これは由々しき事態だ。これらのイチャイチャのせいで最近全然練習ができていない!」
「……これがなくったって普段からあんまり練習してないじゃないか……」
「そこ肉まん! 私語は慎みたまえ!」
「…もう二等兵ですらない…」


二等兵の指摘も空しく、指令はさらにヒートアップしていく。


「以前はまだそんなにひどくなかったのに、最近じゃ呼吸するのと同じくらい当たり前にイチャイチャしてるんだぞ!」
「ああ…あれは確かに困るよなぁ」
「ドントコイデース!」


最後の沢庵の一言を無視して、ふぅっと司令は一息つく。


「ここまで練習しないのはさすがにやばくね?とさすがの私も思ったわけだ。そこで私は考えた!向う一ヶ月、唯と梓のイチャイチャ禁止令を発令しようと思うのだが、どうかな諸君!」
「う~ん…そうだなぁ…確かに最近ちゃんと練習できてないし、いいんじゃないか?」

「意義あり!!」

沢庵軍曹が吼える!


「な、何か問題でもあるのか?…ム、ぐ、軍曹?」


沢庵の迫力に怯んだ司令は一瞬名前で呼びそうになる。


「いけない、いけないわ! 一ヶ月なんて耐えられるわけないじゃない! そんな事をしたら死人が出てしまうわ!」
「だ、誰が死ぬんだよ…」
「私よ!」
「お前かいっ!」


肉まん二等兵ナイス突っ込みありがとう。
やはりけいおん部のつっこみ担当を任せられるのは君しかいない!
頑張れ二等兵!


「だ、だって、だだだって…いい、一ヶ月も二人のイチャイチャが見れないのよ?…そんな…そんな事になったら、わた、私、私!」


両手で頭を抱えながら上下左右に頭を振りまくる沢庵軍曹にさすがのオデコ司令も恐怖を覚えた。
沢庵のそれはもはや禁断症状。いつものおっとりとしたお嬢様は見る影も無い。


「わ、わかった、わかったから…その…落ち着け!」
「はぁ…はぁ…ご、ごめんなさい取り乱したりして…ふぅ…」
「じゃ、じゃあさ1週間くらいならどうだ?…あーそうだ、休みは抜かして5日間か、月曜――今日から金曜まで…どうだ?」
「…ま、まあそれ位ならなんとか…」


まだあまり納得していない表情の沢庵軍曹だが、渋々といった感じでオデコ司令の提案を呑んだ。


「よ、よし、じゃあそれで決定ってことで! それでは諸君、放課後に備えて鋭気を養っておいてくれ!」
「ああ」
「はい…」


キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

丁度いい具合にお昼休み終了のチャイムが鳴った。
こうしてイチャイチャ対策会議は終わりを告げたわけだが、一つ気になる点が…。


「そういえば私達…お昼ご飯食べてないな…」
「「あ…」」


肉まん二等兵の言葉に二人は言葉を失った。
それから放課後まで、3人はお腹が鳴るのを必死に耐えていたという。
…不憫なり。



**



そしてやってきた運命の放課後――


「――と、言うわけだ。今日から5日間、ベタベタとイチャつくのは禁止だ!」


さすが部長というべきか、オデコ司令こと田井中律は言い難いことをズバっと言い切った。


「そ、そんなっ!?」
「お、横暴ですよ律先輩!」


勿論そんないきなりの禁止令に、二人とも当たり前のように納得していない。


「いいかお前らよく聞け。お前らがイチャイチャしてるせいで最近全然練習できてないんだぞ」
「そ、そんな事…!」


無いとは言い切れない唯であった。


「律の言う事ももっともだぞ。それに梓、最近練習してないせいか何だかギターの腕落ちてきてないか?」
「なっ!そ、そんなことは…」


唯と同じく無いとは言い切れない梓。どうやら二人とも、自分でも少しは自覚しているらしい。


「ごめんなさいね二人とも…。私も止めようとしたんだけど1ヶ月を5日間に変更することしかできなかったの」
「い、いっか…!」


一ヶ月と聞いた唯はフラフラ~とよろめき、あまりにも長すぎる期限を前に頭を抱えながら唸っている。


「そーだぞー、ムギに感謝しろよ。ムギがいなかったら1ヶ月になってたんだぞ」
「「うぅ…」」
「二人には悪いと思うけど、5日間だけだから我慢して真面目に練習しよう…な?」
「…澪ちゃん…」
「…澪先輩…」


さすがに可愛そうになってきた二人を前に澪が優しく諭す。
さすがけいおん部一の人身掌握術の使い手だ。


「…。うん、そうだね…ここはけいおん部だもんね、ちゃんと練習しないとね」
「そう、ですね。確かにみなさんの言うとおり最近怠けすぎていたようです」


澪の懸命の説得に二人はようやく応じた。


「おお! 二人ともわかってくれたか!」


そして律が高らかに宣言する。


「よーし、じゃあ今週はけいおん部強化週だ! みんな張り切って練習するぞー!」
「「「「お~!」」」」


こうして始まったけいおん部強化週、果たして二人はこの5日間を無事乗り切ることが出来るのか!


つづく



あとがき
最後まで読んでくれた方、中途半端で申し訳ないっす!
頑張って終わらせられれば良かったんだけど集中力が切れたので
きりのいい所でうpしました。

それでは後編で!
[ 2009/12/06 13:30 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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