とある百合好きの駄文置場。二次創作SSやアニメ・漫画等の雑記中心。ゆいあずLOVE!

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唯梓SS 『Trick or Treat!』

※追記からどうぞ!


こんにちは、琴吹紬です。

土曜日で学校が休みにもかかわらず、私達軽音部はいつもの様に音楽室に集まり、練習に勤しんでいました。
とは言え、今はまだティータイムの時間ですけど。
でも、お茶の時間だって練習の一部なので何の問題もありませんよ。

そして、そんなティータイムの真っ最中――




「お、そうだ!」


ごくごくと飲みかけのお茶を飲み干し、りっちゃんが何かを思いつき、声をあげる。


「どーした、律?」

「んー、そう言えば今日だったなって…」

「なにが?」


澪ちゃんと唯ちゃんの問いかけにりっちゃんは怪しく目を光らせ、棚の上に無造作に置かれた猫耳を掴むと自分の頭に装着した。


「猫耳なんてつけてどーするの?」


唯ちゃんがりっちゃんの行動にクエスチョン。
けどりっちゃんはその質問には答えず、ニンマリ顔で澪ちゃんの方をジーっと凝視している。


…一体何をするつもりなんでしょうか。


「な、なんだよ…」


りっちゃんの只ならぬ視線に耐え切れなくなった澪ちゃんは少し後退りぎみ。
そして5秒ほど硬直状態の後、りっちゃんは澪ちゃんに向かってある言葉を投げかける。



「トリックオアトリート!」



と、声高らかに。


「は?」

「ひ?」

「ふ?」


上から澪ちゃん、唯ちゃん、私の順。

一人足りない?…実は梓ちゃんはまだ来てないの。
休みの連絡はなかったからその内きっと来ますね。
梓ちゃん、練習熱心だから。


おっと、話がそれました。


りっちゃんのその一言でりっちゃんが一体何をしたかったのか、ここに居る全員が理解しました。
理解するまでに10秒くらい掛かりましたが…。


そう、今日10月31日はハロウィンでした。
もうそんな季節なんですね…。
最近色々と慌しかったせいかすっかり忘れていました。


「あ、あぁ…ハ、ハロウィンか…」

「ああ~なるほど」


先ほどまで止まっていた澪ちゃんと唯ちゃんがようやく動き出す。


なるほど…だから猫耳を付けたんですね。
猫娘のつもりでしょうか?
でもハロウィンの仮装としてはどうなんでしょう?
まあ些細な問題ですね。
」怪物も妖怪も似たようなものです。


「まあなー。ハロウィンのコスプレとしてはちょっとアレだけど、まあ大事なのはこっちじゃないからな」

「え?」

「だ~か~ら~、トリックオアトリートだぞ、澪。お菓子くれなきゃいたずらするぞー!」

「はぁっ!?」


りっちゃんの一言に心底驚いたように声を荒げる澪ちゃん。
開いた口が塞がらず、金魚の様に口をパクパクさせている。


「あ!最初に言っておくけど、ここにあるお菓子はムギの持ってきたお菓子だから無効だぞ」

「な、ず、ずるいぞ!律」

「おお~、あったまイイ~りっちゃん」


逃げ道を失った澪ちゃんになすすべは無い。
唯ちゃんはどうやらりっちゃんの思惑を理解したようだ。


…りっちゃん、最初から悪戯する気満々だったようですね。


「むふ、どうやらトリックされるしか道は無いようだなぁ、みおー♪」

「お、おい…な、何する気だよ、律」


りっちゃんは手をわきわきと動かしながら、澪ちゃんににじり寄る。


「ナニって?…ふふふ、こーするんだよ!」

「きゃっ!」


りっちゃんはその言葉と同時に澪ちゃんに飛び掛かり、そのたわわに実った巨大な果実――胸を両手で鷲掴んだ。


「なな、なにすんだよ律!は、はなせ…あんっ…や、やめっ…ふあぁ」


後ろから羽交い絞めにされて逃げられない澪ちゃんの胸を揉みしだくりっちゃん。
そんな執拗な愛撫に澪ちゃんは甘い声を上げる。


「うわぁ…澪ちゃんすごーい…」


さすがの唯ちゃんも頬を赤らめながら、二人の様子を眺めている。


もちろん、私も。
鼻血が出そうになるのを必死に絶えています。
ああ…今日ほど、軽音部に入ってよかったと思った日は無いんじゃないだろうか。


ビバっ!ハロウィン!


「おーおー、可愛い声だしちゃって。ここかぁ~、ここがええのんかぁ~♪」

「あん!…や、あ…りつぅ…やめ…ひゃんっ!」


りっちゃんが胸を揉み絞っていくたび、澪ちゃんのダイナマイトな胸がぐにぐにと形を変えている。


…あ、鼻血。


もう我慢の限界でした。
私はただ溢れ出るパトスを鼻血に込めて垂れ流すことしかできません。


「うわぁ…」


唯ちゃんの顔もすでに真っ赤っか。茹蛸状態です。
それほどまでに二人の痴態が激しいってことなんです。


…。


それから約5分間、りっちゃんは澪ちゃんの胸を堪能し、ようやく澪ちゃんは解放された。


「ふう…いや~堪能した堪能した!やっぱ澪の胸は揉み応えあるなぁ、ん~また大きくなったんじゃないか?」

「…」

「あれ?…き、気絶しちゃってる、ちょ、ちょっとやりすぎちゃったか」


そう言って澪ちゃんをお姫さま抱っこする。
その姿はさながら本物の王子様とお姫様のようにも見えます。
ここで言う王子様っていうのはりっちゃんでお姫様は澪ちゃんです。


…りっちゃん、GJ!


りっちゃんは澪ちゃんを長椅子まで運び横に寝かせ、澪ちゃんの頭を自分の膝に乗せた。


…所謂一つの膝枕。
さすがりっちゃん、アフターケアも忘れません。
りっちゃんは澪ちゃんの頭を撫でながら優しい笑みを浮かべている。



「な、何か凄かったね、ムギちゃん…って、な、何か顔が真っ白だけど大丈夫?」


二人の様子に釘付けになっていた私に、まだちょっと顔の赤い唯ちゃんが私に問いかけます。


「だ、大丈夫よ…ちょっと血が足りないだけだから…」

「そ、それ…ぜ、全然大丈夫じゃないんじゃ…」

「それよりも、唯ちゃんに一つ提案があります」

「ほぇ?…なぁに?」


そう、それはりっちゃんと澪ちゃんの行為を網膜に焼付けながらも考えていた事。
確かに律澪万歳ですが、この軽音部にはもう一つ、至高のカプが存在するではないか!


「あのね…」


もしそれが見れるなら、私は今日ここで死んでも構わない!
そのくらいの覚悟が無ければ百合道に走ったりはしないのだから!


「…ゆ、唯ちゃんも梓ちゃんにトリックしてみたらどうかしら?」

「え…ええぇっ!?」


驚きの声を上げる唯ちゃんだけど、絶対に嫌とは言わない確信が私にはあった。
もちろん唯ちゃんが梓ちゃんのことを好きだと言うのは周知の事実ですが、それだけじゃない。


…りっちゃんと澪ちゃんの行為を羨ましげに眺めていたのを私は見逃さなかった。


結果、その表情が私にこの提案を考えさせるきっかけになったわけです。


「で、でもでも…きゅ、急にこんな事して、あずにゃん私の事嫌いになったりしないかな?」

「そんな事ないわ唯ちゃん。梓ちゃんもきっと唯ちゃんに悪戯されるのを待ってるわ」


これも確信をもって言える。梓ちゃんの唯ちゃんを見る目は恋する乙女ですから。


…両思いの二人。けど知らぬは本人ばかりなり。その現状を見守るのもまた私の楽しみだったりします。


「そ、そーなの?…そ、そっか、うーん、よし!じゃあ頑張ってみるよムギちゃん!」


…どうやら神は私の味方のようですね。


「よーし、そーと決まれば……あっ、りっちゃんその猫耳貸して」

「お、唯もやるのか、ほら」


りっちゃんは自分の頭から猫耳を外すと唯ちゃんにパス。
唯ちゃんはスチャっと素早く猫耳を装着する。


――そんな時だった。


扉の向こうからトントンと階段を上ってくる聞きなれた足音が聞こえた。


…なんたるベストタイミング!


唯ちゃんはゴクッと息を呑みながら扉が開かれるのを待っている。


そして――


“ガチャっ”


――今運命の扉は開かれた。



「すみませ~ん、遅れちゃって――」

「あ、あずにゃん!」

「あ、唯先輩遅れてすみません…って、どうしたんですか猫耳なんか付けちゃって」


音楽室に入ってきた梓ちゃんはポカーンとした顔で唯ちゃんの顔――正確には猫耳を見つめている。


「え、えーとね…あ、あずにゃん」

「は、はい…」

「と、トリックオアトリート!お、お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうぞ!」

「……は?……あ、ああ、なるほど、ハロウィンですか」


さすが梓ちゃん。
考え込んだのは一瞬で、すぐに答えに行き着いたようだ。


「そーだよ、だ、だから…」


唯ちゃんはわきわきと手を動かしながら梓ちゃんに迫っていく。


さあ、メインディッシュの始まりです。



――と、思ったんですが…



「はい、どうぞ」



と、梓ちゃんは鞄からポッキーの箱を取り出すと唯ちゃんに差し出した。


「え?」

「あれ?」


止まる私と唯ちゃん。
完全に思惑が外れてしまった。
本当ならここでお菓子を持ってきていない梓ちゃんに唯ちゃんが悪戯してウハウハだったんですが…。


「これで悪戯は無しですよね?」

「えと…あ、あれ?」


まだ困惑状態の唯ちゃんは梓ちゃんからポッキーの箱を受け取ると、どうしたらいいのかと私の方を向いてくる。


…そ、そんな目で見られても、私もどうしたらいいかなんて…。


そう思っていたのも束の間、梓ちゃんがおもむろに唯ちゃんの頭に手を伸ばし、猫耳を取り外したのです。


「あ、あずにゃん?」


さらに困惑状態の唯ちゃん。もう何が何やら。


「ふふ…」


梓ちゃんは妖しい光をその目に宿し、自分の頭に猫耳を装着した。


…こ、これはまさか!


「トリックオアトリートですよ、唯先輩」

「え…ええっ!?」


やられた!ま、まさかこんな美味しい展開にもっていくなんて、さ、さすが梓ちゃん!


「あれ?もしかしてお菓子持ってないんですか?」

「えーと、その…」


分かってるくせに白々しい。
妖しい微笑みを見せる梓ちゃんを見ていればそれくらい分かってしまう。


「それじゃあトリックされても文句は言えないですよね…唯先輩?」

「あ、あずにゃ……きゃっ」


唯ちゃんの言葉は途中で途切れる。
何故なら唯ちゃんの腕を掴んでぐいっと自分の方に引き寄せたから。
そのいきなりの行動に驚きを隠せないでいる唯ちゃん。


「あ、あずにゃん?」


梓ちゃんはさらにギュッと唯ちゃんを抱きしめる。


「っ!」


私はと言えばこれから始まるパラダイスに胸の鼓動を抑えられない。
まるで自分の心臓じゃないようにバコーンバコーンと跳ねている。


「たっぷりと悪戯してあげますから、動かないでくださいね?…ふぅ~」


梓ちゃんは唯ちゃんの耳元で囁くと、ふう~っと耳に息を吹きかける。


「ふぁっ!…あ、あずにゃっ…ひゃんっ!」


梓ちゃんは耳元に近づけた口から可愛い舌をチロっと出し、ペロペロと唯ちゃんの耳を舐め始めた。


「あんっ…やあ…あずにゃ、ん…だ、だめぇ…」

「あれぇ、声が甘くなってますけど、もしかして気持ちいいんですか?」

「そ、そんなことっ!…ひゃっ!?」


梓ちゃんは更に耳たぶを甘噛みする。
その快感と刺激に耐え切れない唯ちゃんは、切ない喘ぎ声を上げるしかできない。


「いいんですよ?…気持ちいいなら素直に感じて…」

「あ、ず、にゃ…あんっ!…ひゃっ!…はぁん!」


梓ちゃんのその一言で急に声が甲高くなっていく。


…あ、あの?…これは少しやり過ぎなのでは?


このままじゃ私の血は根こそぎ持っていかれてしまう。
私が息絶えたら血だまりとなっている床の掃除は誰がするんですか?


「ふふ…唯先輩可愛い。じゃあこんなのはどうですか?」


そう言うと梓ちゃんは右手で唯ちゃんの胸を左手で太ももを優しく愛撫しはじめる。


「ひぅっ!…あんっ!…あ、あずにゃん…だ、だめぇ…」


その執拗な愛撫に感じる唯ちゃんは徐々に少女の顔から、妙に色っぽい女としての顔に変わっていく。


…ま・ず・い!


これは本格的にまずいです。このままじゃイクとこまでイってしまいそうです。
ダ、ダメよ梓ちゃん!ここには私達が居るのよ!それ以上は二人っきりの時に――。



そんな願いが通じたのか、梓ちゃんは急に愛撫を中断し、唯ちゃんから離れた。


「はぁはぁ…あ…あずにゃん?」


はぁはぁと荒い息をつく唯ちゃんは何故中断してしまったのかといった感じの不服そうな顔を見せている。
その瞳を潤ませ、まるでもっとして欲しいと哀願しているように見える。


「…ふふ、悪戯の続きは私の部屋で、ね?」

「っ!…う、うん」


梓ちゃんは私達に聞こえないように唯ちゃんの耳元で囁く。けど私の地獄耳はそんな囁きだって聞き逃さない。


…ああ、今日の梓ちゃんは一味も二味も違う。


「あの~律先輩、ムギ先輩、その、来て早々あれなんですけど、ちょっと用事ができちゃったので早退しますね?…唯先輩と」

「お、おう…ま、まあ頑張れ…」

「どうぞどうぞ!」


急に話を振られて驚いた私達だったけど、二人の邪魔をするわけにはいかないので快くOKを出す。


「ありがとうございます。…それじゃ唯先輩、行きましょうか」

「…うん」


梓ちゃんに手を引かれ、唯ちゃんと二人で音楽室を後にした。


きっとこの先には極上のパラダイスが広がっているのは明らかだけど、まだその領域に手を出すには私の経験値は不足していた。




「なぁムギ…」

「…?」

「梓のヤツ、実は最初から狙ってたんじゃないか?」

「ま、まさか…そんなはず――」


ない――と、本当にそういい切れるだろうか?
なら何故梓ちゃんはお菓子を持っていたの?
いつもなら私の持ってきたお菓子を食べているから、一度だってお菓子を持ってきたことなんてなかったのに…。
それに最初音楽室に入ってきたとき、ハロウィンだと気付くのがあまりにも早かったような…。


…い、いや、流石に考えすぎではないだろうか。


で、でも、もしりっちゃんの言うとおりだったとしたら――。



…。



中野梓、恐ろしい子!



おしまい


あとがき
ハロウィンss如何だったでしょうか?
いろんな所でハロウィンss見てますからどんな内容にしようか悩みました
内容としては律澪風味の唯梓&傍観者ムギってところですかね
年に一度の行事なので皆に頑張ってもらいました^^

ではでは!
[ 2009/10/31 09:47 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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